今日は、幸せの香りを胸いっぱいに吸い込んだ一日でした。幸せの空気、幸せの香りの漂う空間を一時だけでも共有する人々からは、自然にやわらかな、やさしい微笑みが生まれます。涙だって、馨しい聖水のようにみえるものです。
そんな空気を欲張ってたくさん吸いすぎたのかもしれません。ぼくは家に帰って、なんとなく動かず机の前でしばらくじっとして、一日を振り返りました。なんだか、記憶のどこかにそんな香りが残っていないかしらと、必死で探したりしながら。
香りの余韻はあと何日続くのでしょう?ぼくはそんな余韻を胸いっぱいにしまったまま、あさってからしばらく日本を離れます。なんだか今、飛行機に乗るのが億劫に思えないのは、そんな幸せな空気や香りのせいかもしれません。
(仲間の結婚式から戻って記す。)