Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

左利き

2010年12月10日 | 

 明日、シンポジウムに参加するため、1か月前に宿泊した名古屋のホテルに宿泊している。夜9時半近くに到着したので、とりあえず食事と思い、ホテルの傍の「松屋」に入る。名古屋に来て松屋もないだろう、と思うかもしれないが、とりあえずホテルで読み原稿を作らなければならない。早い、安いでいいのである。
 錦にある松屋は長いカウンターのみで、隣の客と意外に近い。実はこういう席はある問題が起きるのである。私は左利きであるため、右側に座っている客が右利きであれば、肘があたるのだ。これはお互いストレスである。なんだか左利きであることが申し訳なくなり、肘をすぼめて食事をする。でも、そんな食事はおいしくないのだ。
 本日も同じような状況が生じてしまった。しかし私はストレスをためる前に店の人にこう言った。
「すみません。スプーンもらえますか?」
 松屋にはカレーがあるためにスプーンが用意されているのだ。ちなみに私が注文して食べていたのは「豚丼サラダセット」であったが、まるで機械的に私はスプーンをわたされた。ぼくも何ごともなかったように、左手の箸から、右手にスプーンを持ち替えて豚丼を食べたのだった。これが名古屋一日目の出来事。