Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

陰陽道にはまってます

2010年04月30日 | 
 最近、陰陽道にはまっている。もともとバリ研究では呪術に興味をもち、呪師としての影絵人形芝居師の研究をしているが、最近は時間があると陰陽師についての本をめくったりしている。そんな影響か、京都や大阪に行く機会があれば、清明神社に行ってみようと思うようになった。清明とは平安時代の陰陽師として有名な安陪清明のこと。ちょうど明日は午前中から京都の大学で研究会。それならと今日の午後、思い切って一条戻橋近くの清明神社詣に出かけたのだった。
 驚いたのは、意外に観光客が多いこと。やっぱり映画「陰陽師」の影響なのかしら。親子連れがタクシーで来たりする。あの陰陽道の星のような印が社殿に刻まれている。なんといってもこの一帯は京都の陰陽道の聖地のようなところ。かつての平安京もすぐ近くであるし、やはり都を怨霊などから護る人々が必要だったのだろう。
 ところでこの清明神社だが、千利休が最後に住んだ場所であることを初めて知った。清明神社には今なお井戸があるし、茶道には適した場所だったのかもしれない。でもなんで陰陽道と関わるこの場所だったのだろう。帰って調べてみないと。千利休が命を絶ったのもやはりこの場所だったという伝えがあるそうだ。