Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

羽田空港限定

2008年03月13日 | 
 JALのマイラーの私は、もっぱら羽田空港第一ターミナル愛用者である。たいてい機械でチェクインを済ました後、かみさんに頼まれるお土産を名店街に買いに行くのである。そして、そこではいつもこんな呼び声に遭遇する。
「羽田空港と東京駅だけで・・・」「羽田空港限定の・・・」「ここでしか買うこのできない・・・」
とまあ、こんな感じである。とにかく、限定商品が多いのだ。しかもそのどの呼び声も、まるで抑揚のない鼻から抜けるような声なのだ。あまりにも機械的な響きだ。まあ、一日中やっているのだろうから、感情を込めて言い続けるのは無理で、淡々と言い続けるのがいちばん疲れないのだろう。
 それにしても限定が多いのである。とうとう先週には、いったい一つのフロアーで限定のお菓子がいくつあるのか数えてみた。すると、あるある!軽く10種類は超えるのだ。もちろんそれぞれメーカーや種類はことなっているのだが、それにしても多い。
 限定という言葉に私は結構弱いタイプである。しかしこんなに限定があっては、正直のところ限定に「ありがたみ」が感じられないのだ。たぶん、そう思うのは私だけではあるまい。限定というのは希少価値である。もちろん、それぞれのお菓子屋の中では「限定」かもしれないが、購買する側にはこうも限定商品が多ければ、その価値は、「希少」ではなく「希薄」なのである。