先月のインドネシア滞在で最も気に入った看板が、この安全運転SAFETY DRIVERの条件を記した看板である。ヘルメットの絵があるので、バイクのドライバーだけに訴えかけた看板のように思えるが、これは車も含めたドライバー全般に対して出されたものだ。
これがどこにあったかというと、タバナンに行く幹線道のトラックやバスが100キロ近くでぶっ飛ばす場所にでかでかと立てられている。バイクに乗る私も、始めは速度のせいでこの看板に気が付かなかったのだが、何度もこの道を通るうちに、その看板の大きさが気になり、何回か同じ道を走るうちに、徐々に内容が気になり始め、ついにはそのあたりでスピードを落として読もうと努力をするようになって、とうとう道路脇に車を止めてじっくり読んでデジカメにおさめたのである。
当たり前のことが書かれているのだが、これが私にはどれも面白い。一つ目には、「昼でもランプをつけて走ろう。」と書かれている。1,2年前には昼にランプをつけていると、よく対向車に「ランプついでるぞ。消せ!」と手で合図されたものだが、とうとう日本と同様に昼にもランプをつけるように指導している。まあ、これはバイクに対してだろうが、今だ昼にランプをつけて走っているバイクには出くわしたことがない。次には「ヘルメットのベルトはしっかり止めよう」と書かれている。日本でバイク事故を起こした私は、このヘルメットの重要性を実感しているのだが、インドネシアのヘルメットはJISマークが入っているようなシロモノではないので、地面にぶつかったらヘルメットが割れて、その破片が頭に刺さらなければいいなと思ったりする。三つ目は、車にも言えることだが、バックミラー、方向指示器、ブレーキチェックである。反論の余地はないが、これまで借りたレンタルバイクで、この三つが完璧だったことはまずない。最後はキープレフトである。インドネシアは日本と同じ左側通行なのだが、なぜか右側を逆走する車に頻繁に遭遇する。要するに幹線道路をラリーのコースだと考えているのだろう。
いうなればインドネシアでは四つのうち、どの項目も守られていないのだ。だからこそ、こんな看板が必要なのだろうが、たぶん馬の耳に念仏である。今日もこの看板の横を、ジャワに向かう高速バスが、他社のバスとラリーを繰り広げているだろう。そして、夜にもかかわらずライトのつかない家族連れの四人乗りのバイクが、楽しそうな会話しながら家路に向かっているんだろう。
これがどこにあったかというと、タバナンに行く幹線道のトラックやバスが100キロ近くでぶっ飛ばす場所にでかでかと立てられている。バイクに乗る私も、始めは速度のせいでこの看板に気が付かなかったのだが、何度もこの道を通るうちに、その看板の大きさが気になり、何回か同じ道を走るうちに、徐々に内容が気になり始め、ついにはそのあたりでスピードを落として読もうと努力をするようになって、とうとう道路脇に車を止めてじっくり読んでデジカメにおさめたのである。
当たり前のことが書かれているのだが、これが私にはどれも面白い。一つ目には、「昼でもランプをつけて走ろう。」と書かれている。1,2年前には昼にランプをつけていると、よく対向車に「ランプついでるぞ。消せ!」と手で合図されたものだが、とうとう日本と同様に昼にもランプをつけるように指導している。まあ、これはバイクに対してだろうが、今だ昼にランプをつけて走っているバイクには出くわしたことがない。次には「ヘルメットのベルトはしっかり止めよう」と書かれている。日本でバイク事故を起こした私は、このヘルメットの重要性を実感しているのだが、インドネシアのヘルメットはJISマークが入っているようなシロモノではないので、地面にぶつかったらヘルメットが割れて、その破片が頭に刺さらなければいいなと思ったりする。三つ目は、車にも言えることだが、バックミラー、方向指示器、ブレーキチェックである。反論の余地はないが、これまで借りたレンタルバイクで、この三つが完璧だったことはまずない。最後はキープレフトである。インドネシアは日本と同じ左側通行なのだが、なぜか右側を逆走する車に頻繁に遭遇する。要するに幹線道路をラリーのコースだと考えているのだろう。
いうなればインドネシアでは四つのうち、どの項目も守られていないのだ。だからこそ、こんな看板が必要なのだろうが、たぶん馬の耳に念仏である。今日もこの看板の横を、ジャワに向かう高速バスが、他社のバスとラリーを繰り広げているだろう。そして、夜にもかかわらずライトのつかない家族連れの四人乗りのバイクが、楽しそうな会話しながら家路に向かっているんだろう。