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HP 355C VHF ATTUENUATORを評価する

2020-11-05 15:51:35 | 電子工作

 先日、ヤフオクでHEWLETT-PACKARD製ステップアッテネータHP 355Cをゲットしました。0dBから1dBステップで12dBまでの減衰量を選択することができます。古いモデルであること、減衰量が小さいこと、帯域がDC~1000MHzと狭いこと、許容損失が0.5WATTと小さいこと等の理由からか、結構お安く入手できました。Agilent 8496B(当然中古)だと3万円以上もするので、その1/10以下の価格でした。

 価格はさておき、ちゃんと使える代物かどうか評価してみることにしました。評価は、ARRAY SOLUTIONS社のVNA UHFを用いて減衰量の周波数特性を測定して行いました。HP製のアッテネータとなると立派な測定器類(アクセサリー)なので、VNA UHFを信じるのかアッテネータを信じるのか?という問題もありますが、結果は次のようになりました。

 周波数を1MHzから500MHzまで1MHzステップで変化させ、0dB~12dBまで減衰量を変化させた時のグラフです。減衰量が大きくなると、300MHzから上の周波数で減衰量が波打っていますが、これはVNA UHFのキャリブレーションの仕方等に問題があるのかもしれません。いずれにしても、凡そ1dB毎に減衰量を変化させるというステップアッテネータとしての機能を十分に果たしていることが分かります。

 私は、20dBの同軸アッテネータ(N型)を2本と6dBの同軸アッテネータ(N型)を1本所有しているので、これらと今回ゲットしたステップアッテネータを組み合わせれば、広範囲な減衰量を得ることができるので、実験などの時に役に立てたいと思います。

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