院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

投票棄権のすすめ

2017-10-11 16:57:01 | 社会

(AKB48 の総選挙ムック。アマゾンより引用。)

 私は選挙に行かないのだが今回は行こうと思う。私が選挙に行くと思い通りになるというジンクスがあるからで、ジンクスだから根拠なぞない。

 民主主義は嫉妬よりなると喝破したのは山本夏彦翁である。まったくそのとおりで、恰好だけでも嫉妬の片りんを見せたくなくて、私は選挙に行かないのだった。

 メディアも学校の先生も選挙に行け棄権するなという。だが、投票率が100パーセントになると、かえって民意が反映されないという数学論文を読んだことがある。

 投票人はAか nonAしか選べない。だが本当は多くの投票人はAが80%くらいよいが、nonAも20%くらい気に入っているといった感じで、白黒がはっきりしているわけではない。

 投票率が上がると、こうした中間領域のデータが無視されることになるのだそうだが、詳細は忘れた。

 ※私の俳句(秋)
    湖乱す櫂は吾の舟冬隣り

上達したければ、いい道具を

2017-10-11 00:09:31 | 音楽

(アルトサックス。ウィキペディアより引用。)

 私は慶応か早稲田の工学部を目指していた。ところが運よく公立の医学部に受かったので両方とも受験しなかった。私学の入学金は3万円ほどだった。それに対して公立の入学金は1万円ていど。2万円余った。

 親に頼んで2万円をもらい、その金でセルマー(会社名)のサキソフォンを買った。セルマーとクランポンは木管楽器の一流メーカーでプロはどちらかを使っていた。

 バネが軽く面白いようによい音が出た。とうじナベサダが使用していたのはアメリカセルマーだった。セルマーにはフランスセルマーもあり、アメリカセルマーが上だったが、高すぎるのでフランスセルマーで我慢した。

 いまフランスセルマーは4,50万円くらい。アメリカセルマーはもっと高い。でも当時は2万円あればフランスセルマーが買えたのだ。ラーメンが50円の時代だった。

 この楽器はいまでも宝物として持っている。私がモダンジャズに目覚めたときの記念碑的な楽器である。

 ※私の俳句(秋)
    机上なる途切れし稿や秋扇