院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

投票棄権のすすめ

2017-10-11 16:57:01 | 社会

(AKB48 の総選挙ムック。アマゾンより引用。)

 私は選挙に行かないのだが今回は行こうと思う。私が選挙に行くと思い通りになるというジンクスがあるからで、ジンクスだから根拠なぞない。

 民主主義は嫉妬よりなると喝破したのは山本夏彦翁である。まったくそのとおりで、恰好だけでも嫉妬の片りんを見せたくなくて、私は選挙に行かないのだった。

 メディアも学校の先生も選挙に行け棄権するなという。だが、投票率が100パーセントになると、かえって民意が反映されないという数学論文を読んだことがある。

 投票人はAか nonAしか選べない。だが本当は多くの投票人はAが80%くらいよいが、nonAも20%くらい気に入っているといった感じで、白黒がはっきりしているわけではない。

 投票率が上がると、こうした中間領域のデータが無視されることになるのだそうだが、詳細は忘れた。

 ※私の俳句(秋)
    湖乱す櫂は吾の舟冬隣り


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (しかくさんかく)
2017-10-12 11:15:00
投票率が100%になると民意が反映され
無くなるのですか!

投票率が少なければ与党になる党は
決まっているし・・・

今度の選挙は、国民無視のようで
こんにゃろー! です(笑)
返信する
意外なデータ (院長)
2017-10-12 11:24:45
 投票率が上がるほど民意(のグラデーション)が反映されなくなるとは私も意外でした。数学論文ですから論理展開は厳密です。(^-^)
返信する
B.ラッセルも (かわひらこ)
2017-10-18 13:55:37
英国のバートランド ラッセルも、戦前に、「ねたみ envy はデモクラシーを目指す運動の背後にある動因であり、それ以上に真っ当な社会システムが完成するまでは続くに違いない」と言っています。要するに、民主政治は妬みそねみに支えられているというわけです。民衆の妬みがそこそこ指導者に向かうことはだいじでしょう。手放しで指導者を礼賛しているとファシズムになります。小池現象が容易にしぼんだのは、ことによると日本の民度が比較的高いせいかかも知れません。玉が悪すぎただけかも知れませんが。
返信する
ラッセルまで (院長)
2017-10-18 22:09:06
ラッセルまで「妬み」と「民主主義」の関係を言っているとは。
初耳でした。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。