院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

ポルトガル管見記(ツアー旅行変わるの篇)

2011-09-26 06:14:26 | Weblog
 これまで海外旅行は何度かしたことがあるけれども、自分たちで計画したのは一度きりで、あとは全部ツアー旅行である。自分たちで計画したときには外国語に堪能な人が付いていた。だから鉄道などを予定外に使うこともできた。

 今回のポルトガル旅行もツアー旅行である。ツアー旅行とは、外国に不慣れな人が集まって、出発から帰国まで旅行会社に面倒をみてもらうシステムだと、これまでは思っていた。だが、このたびポルトガル・ツアーに参加してみて、そうばかりでもないらしいと分かった。

 というのは、ツアーのメンバーに旅慣れた人が多すぎるからだ。なるほどポルトガルなぞと言えば、少々マニアックだから、他のもっと有名な地域はすでに経験済みという人が多いということもあるだろう。

 しかし、前回述べたオランダ駐在の青年のように、本来一人で行けるはずなのにツアーに参加している人も多かったのである。

 彼らは出発地が必ずしも日本ではない。途中でツアーに参加したり、途中からツアーを離れていく人もいた。

 要するに彼らは、一人でも海外旅行はできるのだが、宿やレストラン、交通機関(今回は専用バス)を自分で取るのが面倒だからツアーに同行したようなのである。

 このようなツアーの利用の仕方もあるのだなと、妙に納得した。各ホテルに別々に予約する必要もない。しかもツアーだと安い。

 私の利用の仕方は古典的で、一人で海外旅行をする自信がないからツアーに乗ったのである。昔はみなそうだった。

 今回はJALパックで行ったのだが、ツアーのメンバーでJALパックで来た人はむしろ少数派だった。みな別の会社から申し込んでいた。現在、ツアーというものが、どういう仕組みになっているのか分からない。

 JALパックと言えば、私が中学生のときからあった。だから、安心して申し込んだのだが、そのシステムは往時とは随分と変わってしまったようである。2人申し込みがあればツアー成立という条件だったが、2人でツアーが成り立つというのも、考えてみれば不思議な話だ。

 友人はこの夏スイスへ旅行した。私と違って小まめな人で、交通機関からホテルまで、すべての予約を一人でインターネットでやったという。計画の段階が楽しいのだという。私にはとてもマネのできない業だ。やってやれないことはないだろうけれども、面倒だからやりたくない私である。