ばんえい競馬の競走馬、ゴールデンバージ(牡 15歳)。
成績不振で一度は登録を抹消されたところを馬主である川端悟さんに見いだされ、平成22年の復活レースで劇的な勝利を果たし、「中高年の星」とも呼ばれました。
ゴールデンバージは、10月28日に帯広競馬場で行われたレースを最後に引退し、奈井江町で余生を送っています。
競馬ファンのみならず、全国の人々に勇気と感動を与えたことから、役場にも各地から問い合わせがきています。
そこで、帰町したゴールデンバージの様子を見に、大和1区にある馬主・川端さんの牧場を訪ねました。
川端さんによると、10月28日の引退レース・セレモニー後、30日に奈井江町に戻ってきたそうです。
雨や雪の日は、牧場の馬ととともに厩舎にいて、天気の良いときは、川端さんが乗って近所を散歩することもあるそうです。
引退レースの前には腱鞘炎で脚を痛めていましたが、現在は「悪くはなっていない。状態はいいのでは」(川端さん)とのこと。
引退後、川端さんの下には「ゴールデンバージの活躍に勇気をもらいました」という手紙や贈り物が届いたり、牧場を訪ねてくる人もいるそうです。
ゴールデンバージは、水田に囲まれた牧場でのんびりと余生を送っています。
奈井江町では、11月18日に初雪が降りました。
これから厩舎の周りも、稲の刈り取り後の景色が一変、白一色の雪原へと変わっていきます。
ゴールデンバージファンの皆さんの声にお応えして、このブログでも、時を見てゴールデンバージを訪ね、引退後の様子をお伝えします。