長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

温室の夢

2021年11月22日 09時39分14秒 | 趣味です。
午前中と夜のお稽古の間がすっぽりと空いてしまったので、この間からとても気になりつつ放ったらかしにしてあった、蘭の植え替えをすることにした。
植え替え時期ではないのだが、雑草のようなものが生えてきたりして、稽古場に来る度、気が気ではなかったのだ。

この胡蝶蘭は、もう7年ぐらい前の、証券会館ホール(日本橋茅場町の証券会館内にありまして、昭和の頃は、兜町という土地柄もあって邦楽演奏会の本場でありました。今では広尾に在る山種美術館が山種証券のビル内にあった頃のお話です)にての一門会のお祝いに頂いたもので、私の素っ気ない無精な取扱いが功を奏してか、一鉢を三株に分けてから、毎年美しい白い花を咲かしてくれる。

稽古場には仕事に行くので、他に気を回す時間もなく、花影などあまり撮らないのだが、



今年の立春、2021年2月3日に、おや、今年も咲いてくれた(´^ω^) と写したのが上の写真。
添え木もせず、なすがまま、なるがまま、Let It Be、あるがまま(お隣町の東松原に、同名の定食屋さんがあって、気っ風のいいオカミサンが切り盛りしている。ここで遥か50年前女子高生だった私が嵌まっていたクトゥルー神話の開祖・ラヴクラフトを、大学で研究している学生さんに廻り会ったことがあって、本道ではないと昔は思われていた幻想怪奇小説を、学校で研究課題に出来るのだ…時代は変わったものだなぁ…と吃驚したことがあった)にしてあるので、
ガーデニングではなく気儘な趣味の園芸なのだ。
表題写真は、その1ヵ月ほど後の3月9日のものである。

それがここ2年ほどのコロナ禍で、稽古場に行くこともままならず、しまいには、エアープランツのような細長い草まで生えてきて…かといって其ればかり気にしている分けでもないので…意識の外のものの存在に心が向く時間が思い掛けなくやって来た、と言うことなのだ。



生前、よく、お花や植木を持ってきて下さった泉下のお弟子さんのおうちのお向かいがお花屋さんで、そこへ私が水苔を買いに走るのも奇妙な因縁だ…と思いながら(単にご町内だから、だったりもしますが(;^ω^)) ぬるま湯で苔を戻したり、ハサミを消毒したり、根を切ったりして、どうにか植え替え完了。
あぁ、さっぱりした‼️

生えていた雑草も棄てるには忍びないので、捨て置かれていた植木鉢に寄せ植えしてみました。



エアープランツかと思いきや、根が物凄く細長く蔓延っていたので、違う植物のよう。
カヤツリグサかも…とGoogle先生にご教授頂きました。

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