3次元CADを使いこなせ

3次元CADを使った日々の業務と、CSAJ攻略について、3次元CADを活用するためのヒントになればと思います。

3次元CADを使った業務効率改善 導入事例 C社2

2007-01-29 00:19:38 | Weblog
C社は早くから3次元CADを用いた設計を行い、一気通貫を目指しCADCAMまでもを設計部門が使用している3次元CADにしたが、うまく設計のデータを活用することが出来なかった。
それは、金型部門は設計が作成した3次元CADデータをそのまま使用しないからだ。
樹脂成形の場合、熱による収縮を考慮する必要があるし、設計が付けなかった抜きテーパーも付けなくてはならない。
C社が使用していたCADは拘束が厳しく、設計が作成したモデルデータはがんじがらめに拘束された状態となっており、一部を変更すると意図しない場所の形状までもが変更していた。
また、設計者によってモデリング方法が異なるため、同じ場所(フィーチャ)を変更しても更新後の形状変更の傾向が異なる。
さらに金型に不向きなCADであったため、金型作成部門からはブーイングの嵐が出始めた。
C社は一気通貫をあきらめて、凄いことをする。
つづく


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