3次元CADを使いこなせ

3次元CADを使った日々の業務と、CSAJ攻略について、3次元CADを活用するためのヒントになればと思います。

愛弟子1号3次元CAD講習会終了

2007-07-28 22:01:47 | Weblog
愛弟子1号の3次元CAD講習が今週終わった。
モデリングの講習を2日間で行う予定であったが、モデリングだけでは製品開発は出来ないと、アセンブリと図面作成についての講習を追加した。
講習は各講習1日2時間、前回同様受講者を半分に分けた。
2時間というのは、受講者が業務から離れられる時間の限界と考えて決めたのだが、今思えばこの2時間は受講者が集中力が持続する良い時間であったと思う。
また、講習時間がなかったために課題を多めに出したのも良かったと思う。
今回の受講者の習得レベルはまちまちであったが、ハイペースにも関わらず、脱落者が一人も出なかった。また、全ての受講者が「理解できた」とアンケートに記載してくれていた。

実は、1年ほど前に愛弟子1号が始めて講師をしたときに脱落者が1名出てしまった。彼は一つ一つ丁寧に覚えようと、熱心に講師の言うことを聞き、それから操作に入っていたのだが、講習時間が2時間を過ぎたあたりで講習のペースに付いてこれなくなっていた。愛弟子1号は、始めての講習であったため彼のペースでは無く、自分のペースで講習してしまい、彼は、講習を放棄し業務に戻ってしまった。

その時に、講習についての反省を行い、環境的な側面、人的側面、講習内容等問題を洗い出した。
いろいろと出たのだが、結局は受講者が分かりやすい講習にする必要があると結論付けた。しかし、のんびりとは講習できないので、分かりやすくするために、講習内容を明確にする、テキストを用意する、補助を付ける、早い人には別課題を与えるなどの対策を取ることにした。

今回は、愛弟子も慣れたためか1年前の失敗を繰り返さなかったのだが、実は受講者のレベルは1年前の受講者よりも低かった。しかし、皆が「理解できた」とアンケートに記載したのは、対策の成果だけではなく、講習時間と講習後の課題も関係が有るような気がする。
講習時間は集中力が持続している。講習で覚えたことを課題で復習する。課題で分からなかったところは受講者同士で教え合う。教えることにより、より理解が深まる。
今回の講習はなんとなく、こんな良い状態になったような気がする。

受講者からのアンケートでCAEについても講習希望とあったため、CAEの講習を予定するつもりである。何時になるかは分からないが、この方法で講習を進めていこうと思う。


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