2009年にスタートしたワンアジアツアー。13年は13試合になりましたが この年がピーク。
後は 年々 減り続け、昨年は3試合になってしまいました ・・・ 昨日からの続きです。
「アジア・パシフィック地域で、米国 PGAツアーやPGA 欧州ツアーに匹敵するプロゴルフ
ツアーを組織する」と謳って主に中国・韓国のスポンサーに呼びかけた新興のワンアジアツアー。

しかし 面白くないのが 歴史もあり、当時 欧州ツアーとの連携を強めていたアジアンツアーです。
アジアンツアーに声もかけずに、しかもワンアジアにはアジアンの元スタッフもいましたから
尚更です。ワンアジアツアーをスタートさせられ、これにアジアンツアーは猛反発しました。
08年のワンアジアツアー発足当時から、アジアンツアーのメンバーが ワンアジアツアーの
試合に出たら、制裁金(5,000ドル)を課すると、言いだしてから対立が強まったようですネ。
それに負けじと、当時 中国マネーを背景に国内でゴルフ熱が沸騰している中国ゴルフ協会が、
アジア太平洋地域でイニシアティブを取りにいきました。この頃から中国・韓国色が強くなります。

すると、間に立ってしまった選手たちが、歴史もあり欧州ツアーとの連帯が強化されつつあった
アジアンツアーに傾いて行き、12年頃から出場選手が減っていきスポンサーと同時に試合数も
減っていってしまいました。 今年は6試合の予定が4試合しか行なわれませんでした。
JGTOも拘わらなくなり、共催試合として一番多く 日本人選手が出場したのは13年にタナシティ
ゴルフ & カントリーで行なわれた「タイランドオープン」でした。 この時はプラヤド・
マークセン選手が優勝して、池に飛び込んだ記憶があります。 これは観戦に行きましたねぇ~


そんな中 今年には、ワンアジアツアーが開催する主な4試合のうち、韓国で開催される2試合が
アジアンツアーに移行することが決定してしまいました。恐らくスポンサーが嫌がったのでしょう。
韓国ゴルフ協会は「欧州ツアーと提携を強めているアジアンツアーは、その質と選手の層の
厚さで、韓国選手の実力を高め、国際的なテレビ中継と配給は、スポンサーにとっても意義が
大きい」とワンアジアツアーから離れ、アジアンツアーに参加する理由を説明しています。

<アジアンツアーのジョンシュ・バラック会長(右)>
08年にアジアンツアーと対抗して、中国・韓国・豪州を中心に年間10数試合を開催していたのに
現時点で残るは「ボルボ中国オープン」と「豪州オープン」だけ。2018年の予定は未発表です。
両ツアーはライバル関係にありましたが、ここ数年は試合数の多いアジアンツアーに選手と
スポンサーが集中しワンアジアを圧倒しています。それが今年は2試合の移行で、消滅の危機に
さらわれています。これを機に淘汰され、アジアンツアーがアジアを制する時代になるのかも。
そう言えば近年、JGTOも急速にアジアンツアーと関係を深めていますネ。


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます