タイの洪水とラオスのアヌ王のお話し…

　
　まだ まだ　後始末が大変なタイの大洪水、日本や近隣諸国にも 様々な被害を 与えてしまいました！

この大洪水によって、日本が 如何に タイ国に頼っていたかを 実感した我々ですが、それは日本だけ
ではありませんでした。　ラオスなどは タイがクシャミを すると、ラオスは完全に風邪を 引きますからネ。　

タイへ出稼ぎに行っていた多くのラオス人は、この洪水で働き場所を 失って ラオスに戻っているようです。　
また 特にラオスの首都 ビエンチャンでは、タイから輸入している子供用ミルクなど食料品が不足し、更に
価格も高騰していたようです。　ラオスでは日用品の多くを タイからの輸入に頼っていますからねぇ～

　　
＜ノンカイは、ビエンチャンに近いタイ国内の街…＞

ビエンチャンの人々は、週末になると休みを 利用して タイ国内のノンカイやウドンタニという国境沿いの
街へ 買い出しに行きます。　が、つい最近まで、その街の大型スーパーでも 長い間 食料品を 中心に、
品不足が続いていたと聞きました ・・・　風邪どころか、肺炎になってしまいます （笑）。　

　そんな中　ラオスの首都ビエンチャンと、タイ国境の街 ノンカイとで、奇妙な噂が流れていると・・・

昨年11月に 「ビエンチャン遷都450年」 を 記念して、ビエンチャン王朝最後の王である “アヌ王” の
銅像が ビエンチャン市内のメコン川沿いに建てられたんですネ。　このアヌ王にまつわる話しなんです。

　
　　　＜ラオスの英雄　アヌ王 …＞

アヌ王と云えば、シャム （当時のタイ） と 最後まで闘った勇敢な王として 知られており、ラオスでは
英雄ですが、タイでは反逆者となります。　1829年、今から182年前の歴史上の出来事です。

シャムに滅びたビエンチャン王朝のアヌ王は、反逆者としての汚名を 着せられ、バンコクで屈辱的にも
檻の中に入れられ、晒し者にされながら溺死したとか … 　アヌ王の死によってビエンチャン王国は

滅亡し　ビエンチャンはシャムによって、焼き尽くされ 当時 ビエンチャンに安置されていたエメラルド仏も
シャムに持ち去られてしまった との事です。　また 多くのラオス人が奴隷として連行もされたのでした。

　　
＜今でもラオスのエメラル仏と主張する…＞

バンコクの中心を 流れるセンセブ運河は、このラオス人らが掘ったものと言われていますが、センセブには
「とても痛い」 という意味があるそうです。　タイとラオスは今、兄弟国のように言われますが、過去には
こんな 戦いと逸話があったんですねぇ～　　ラオスも愛するワタクシとしては、感慨深いものがあります。

長くなりますので、明日に続きますネ。　




「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです 　　


　 タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト