タイで口座を開設するには？

先日、バンコクで口座を持っている“サイアム商業銀行（Siam Commercial Bank）”から口座凍結の連絡が来ました。

昨年春過ぎに、タイの株をスタートする為に用意しておいた口座なのですが、昨年9月のクーデター発生により、
政局が安定するまでと、様子見の状態でした。

そうなんですネ。タイでは口座開設後、未使用が続くと「休眠口座」と見なされ凍結されてしまうんです！・・　
慌てて銀行に問合せをしましたら、再利用する場合は開設時と同様の書類があればすぐに開設される、
という返答で一安心です。　＜休眠口座＞　ねぇ～　気がつきませんでした。

と言いますのは、今　タイで口座を作るのが簡単ではなくなりました。ロングステイする方もどうしたら
開設出来るか、という相談も度々あります。今日と明日はワタクシが知る限りの銀行関係のお話しです。

ワタクシら日本人が口座を開設するには、「入国の合法性と住所を証明する書類」が求められ、
多くの銀行ではパスポート、労働許可証または在留証明の提出が必要となり、基本的には単なる
旅行者では口座を開設することは出来ません。

ところが、バンコク銀行、タイ農民銀行（カシコーン銀行―Kasikorn Bank)では、パスポートのみで口座開設できる
支店があり、支店や担当者の判断に一任されているようで、これが外国人の間で混乱を生じさせている訳ですネ。

ワタクシもバンコク銀行の本店ではNGでしたが、ある支店でパスポートの提示だけで開設することが出来ました。
また　凍結されたサイアム商業銀行は、株取引で口座を作成した証券会社の紹介で当銀行の口座を作れました。

このように、銀行によって、且つ　支店によってケースバイケースで取り扱われていますので、ある人は開設できて、
ある人はNGとなって、規定があるような、無いような状態になっているようです。このため旅行者が口座開設する際は、
“先ずは労働許可証・在留証明が必要でない銀行・支店を探せ！”なって言われています。

｛日本人なんだから、日系の銀行へ行けば簡単だろう｝と思いますが、逆に日本の銀行の方が厳しく、旅行者は
開設できません。段々と、開設が難しくなっている感がしますので、凍結の連絡が来た折に、ヒヤッとした次第です。

でも　タイの駐在員でもなければ、何も銀行口座を持っていなくとも、全然問題はありませんがネ。
タイに旅行されたことがある方はご存知だと思いますが、タイの街中にはATMがいたる所にあり、殆んどのATMが
24時間稼動しております。何の囲いも無く道路に面していますので、夜間など大丈夫かと案じるぐらいです。

更に、殆んどのATMがPLUS対応ですので、PLUS対応の日本の銀行カードを持っていれば、簡単にいつでも
現地通貨のバーツを引き出すことが出来ますものネ。　　
―　明日に続く　―


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