世界保健機関の ”新型コロナウイルスをエンデミックや風土病と位置付ける際、“患者の
致死率が0.1%を超えてはならない” という基準を意識してか? タイ保健省では先週、
死亡者数の記録方法で死因を改正する計画を明らかにしました。 昨日からの続きです。
保健省はその根拠として、”コロナウイルスに感染した状態で死亡した人の約3割は、がん・
高血圧・心臓病などの重篤な基礎疾患を抱えていたことが判明したからだ” といいます。
今後はウイルスに関連する死亡原因を、より正確に特定するための修正を実施するようです。
昨日のタイ国の新型コロナウイルスの新規感染者数は2万3,848人で死者数は70人でした。
致死率は0.29%でしたので、世界保健機構がいう基準である0.1%を超えています。
もし70人のうち3割の21人が基礎疾患を抱えていたとしても、コロナウイルスに罹ったことで
死を早めたのでしょう。罹っていなければ、もっと長生き出来たかも知れませんからねぇ~
基礎疾患を持っているからと言って、ウイルスの死亡者から分けてしまうというのは、
どう何でしょう? タイ国だけでなく各国において、ビフォーコロナでは、基礎疾患を
抱えていた人が、風邪やインフルエンザで亡くなった場合の死因を、インフルエンザや
風邪などとしたのか? がん・高血圧・心臓病などの基礎疾患としたのでしょうか?
ところで、日本でのことですが、新型コロナウイルスで亡くなったとされている人の
中には、本当の死因が別にあっても、新型コロナ陽性なら国から補助金が貰えるから、
病院が金儲けのために死因を新型コロナにしている、という話を聞いたことがあります。
そのように考えたくなる人たちが居ることは、分からないわけではありませんけどネ。
死因は患者さんを診た担当医と行政によって、コロナか否かが決められるんでしょうが、
日本ではコロナウイルス感染症の「死亡者の定義」が、自治体ごとによって異なるようです。
高齢者は基礎疾患のある人が多く、ウイルスが直接の死因になったのかどうか、行政として
判断するのは難しいので、コロナ感染者であれば、死因に関係なくすべてコロナウイルス
としているとも聞きます。 日本でもタイ国でも、死因をどこで判断するんでしょう。
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