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ミャンマーのデモ隊は時代の流れを理解している?

2021年03月02日 | COVID-19 関連
 
 28日の反政府デモはバンコク都内の陸軍基地前で、反政府デモ隊と警官隊が
衝突し、双方の間で 数十人がケガをし、デモ参加者22人が逮捕されています。

その陸軍基地内には今だに、プラユット首相の自宅があるんですネ。ちょっと驚きました。
自らも「民政になった」と言いますが、海外から見ると この辺が理解できないでしょうネ。

 

でもお隣のミャンマーはそれどころではありません。同日、国軍のクーデターに抗議する市民
デモと治安当局がぶつかり合い、少なくとも18人が死亡、ケガ人も30人以上出てしまいました。

バンコク都での反政府デモなど、小さすぎて記事にならないほどです。2月1日に始まった市民
デモ以来、最悪の結果となっています。国軍は、実弾発砲など武力行使を 益々強化しています。

それでも昨日・今日になってもデモは続き、アウン サン スーチー氏をはじめ国民民主連盟(NLD)
幹部の解放や、選挙で公選された政府復活を要求し続けています。死者が出ても止まりませんネ。

 

しかし 今回の抗議活動は、これまでのミャンマーでの民主化運動で見られたような学生や僧侶を
リーダーとしたものではなく、市民が一体となって自発的な民主化運動になっています。若者も
SNSを活用、危険や職場を失ってもという覚悟で、自ら抗議活動に参加しているのが分かります。

1988年や2007年の民主化デモの時は、各都市でも参加する市民は、ほとんどがロンジー
(巻きスカート)を身につけていました。同じ「民主主義」を訴えていますが、デモの
パレードは見間違えるように華やかな抗議活動になっています。 大きな変化を感じます。

 
 <元彼は酷いけど、国軍はもっと酷い、と洒落た抗議も>

参加者は性的少数者を示すLGBTを唱えて、シンボルのレインボーフラッグを掲げたり、黒人に
対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える黒い風船を持って「BLM(ブラック・ライブズ・

マター)」をアピールしたりもしています。また映画「ハンガー・ゲーム」に登場する抵抗の
サイン、三本指を立てて訴えています。これは米国や香港、タイで見られた抗議スタイルです。

世界と時代の流れをよく知ってミャンマーの若者達が、世界共通の人権問題をアピールして、国際
社会の関心事に訴えた賢い方法で参加しています。それに較べ軍は昔から何も変わっていません。

 
 <昔のままのフライン総司令官>

ミャンマー軍トップのミン アウン フライン総司令官は、“国軍は、国家の政治に断固として
主導的な役割を果たさなければならない” と訴え、昔から「軍が必ず政治に関与するもの」と

いう主張に変化はありません。これは、選挙だけが民主主義の根幹ではなく、軍の関与が必要
不可欠だという意味になるようです。これからも軍は自分たちの主張を決して譲らないでしょう。
ミャンマーの市民による民主化デモは長引きそう。大国の代理戦争にならなければ良いですが …  


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