素晴らしいご褒美です。

タイらしい微笑ましいお話しです。

受刑者の矯正を目指すタイ側と、世界ボクシング評議会（WBC）との合意で、4月にバンコク近郊の刑務所内で
実施された女子ライトフライ級のタイトルマッチの試合で、日本の宮尾綾香選手に勝って、世界王座に輝いた
シリポーン選手（24）が、13日にも服役中の刑務所から釈放されることになったそうです。

シリポーン選手は、2000年に麻薬売買などで懲役10年の判決を受けて服役中でしたが、王座に輝いたことによって
「タイに栄光をもたらした」として、タイ矯正局が残り3年の刑期短縮を決めたそうです。

服役態度も真面目であった彼女は、矯正局の矯正プログラムの一環としてのボクシングを始めたようですが、
矯正局では、世界王者になった直後から刑期短縮の検討を始め、先週に結論が出たそうです。

これって、日本では考えられませんよね。日本の刑務所で服役中の人間が世界チャンピオンになるなんて！
そして　「栄光をもたらした」と言って、刑期短縮され刑務所から出て来ちゃうんですから。

大岡越前や遠山の金さんの時代でしたら、あり得えそうですが、現代社会でのお話しです。
いかにもタイらしい、微笑ましい話だと思いません？

敗れた女子選手が日本人だった、というのも何かの縁を感じざるを得ませんネ。

でも　これからシリポーン選手が社会復帰して更生されれば万々歳です。

彼女の将来の幸福を祈ります。


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