タイ国への中国人観光客の団体旅行は、期待しているほど来タイしていないようで、タイ
観光業協会関係者は 気を揉んでいるようです。でも 昨年からの国内コロナの規制緩和と
外国人観光客の水際対策の解放によって、タイ経済は徐々に回復している感じがします。
消費者の支出状況で経済成長を示す1月の消費者信頼感指数が、” 過去26カ月で最高の
51.7に達し 8カ月連続の前月比増となった” とタイ商工会議所大学が発表していました。
また 国家統計局の発表でも、失業率も若干ですが回復しているようで明るい兆しです。
失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していましたが、3月下旬に始まった
コロナウイルス第一波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇してしまいました。
21年第3四半期には、コロナの流行後で最も高い水準となる2.3%まで悪化。それが、
22年10月の失業率は1.4%となり、前月比で0.2ポイント上昇しています。失業者数は
55万9,800人となり、9万7,000人減少したといいます。 今年は期待感が膨らみます。
そんな中、バンコク都に本社を置く人材派遣会社・ワークベンチャー社が、2023年度版「就職
したい人気企業ランキング50」を発表。10位までを見ると5年前とは随分と変わっています。
23年度版は、バンコクに在住する20~35歳の大卒以上の1万人に実施したオンライン調査。
1位 グーグル(Goodle 三年連続で1位)
2位 ライン (LINE 国内のユーザー 5,000万人になっている)
3位 サイヤム セメント(SCG タイ王室系の素材最大手)
4位 タイ石油(PTT ガソリンスタンドも全国展開している国営石油)
5位 アイフォーン(アップル)
<サイアム セメント、今や女子のトッププロを支えています>
6位 アゴダ(Agoda シンガポール系の大手ホテル予約サイト )
7位 ミトポン(Mitr Phol アジア最大、世界5位の製糖会社)
8位 トヨタ自動車
9位 タイ ビバレッジ(ビールシェア1位のビア チャーンなどアルコール飲料最大手)
10位 バーリ ユッカー(BJC 総合商社でビッグCのスーパーマーケットなど全国展開)
2017年度版は、大学在学中、または大学を卒業したばかりの19~23歳の若者2,388人から調査。
1位 サイヤム セメント
2位 タイ石油
3位 グーグル
4位 トヨタ自動車
5位 タイ国際航空
6位 ジーエムエム グラミー(GMM Grammy TV番組制作、タレントのエンターテインメント)
7位 チャロン ポカパン フーズ(CPF セブンイレブンなど傘下の大手総合食品会社)
8位 アゴダ
9位 フェイスブック(Facebook)
10位 ユニリーバ(Unilever 英国 ロンドンに本拠を置く世界有数の一般消費財メーカー)
太文字のタイ国際航空など5社が2023年度版には10位から後退しています。調査の対象者と
人数の違いが ありますので一概には言えませんが、タイ社会と若者の動向が窺えますよネ。
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