宗恵の「一期一会」

茶道教室の様子を中心に日々感じたことなどあれこれ綴ります。

初めての茶事 初座

2009-12-25 14:47:33 | 宗恵の茶の湯日記

 お茶事で炉の場合、お席入りして初炭と言って炉に炭を入れてから、湯の沸く間お食事をして主菓子をいただきます。ここまでを初座といいます。

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大徳寺孤篷庵小堀卓厳師筆 慶雲五彩生(慶雲五彩を生ず)

 イエスさまがお生まれになった慶びとよく宗教画で目にするイエスさまが放たれている光、そして初茶事の喜びをこのお軸であらわしてみました。

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 炉の季節では炭手前が先になります。ネットで見つけた可愛らしいクリスマスブーツの香合。

 お料理は仕出しにいたしました。千鳥の盃は何としてもやりたかったので、八寸だけは手作りいたしました。

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 スモークサーモンと干し柿に山葵を忍ばせて・・・。この干し柿が好評でした。干し柿嫌いな方も「美味しい!」と言ってくださり満足。お試しあれ。参考にした本が表千家さんをお稽古なさっている方が書かれた本なので、海のものと山のものの位置が逆なのにはびっくりいたしました。

 最近では皆さまお車でお出でになるので、千鳥の盃は省略されることが多いそうですが、わたしはぶどう酒の代わりにぶどうジュースを用意いたしました。のどごしスッキリでこちらも好評でしたよ。キリスト教といえば「ぶどう酒とパン」なので、八寸にパンを使いたかったのですが・・・今後の課題です。

お菓子をお召し上がりの上お中立を」

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やぶこうじ 寿堂製

クリスマスなので縁高にしないで朱色の椿皿にいたしました。

つづく

初めての茶事 待合

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