宗恵の「一期一会」

茶道教室の様子を中心に日々感じたことなどあれこれ綴ります。

宗恵の初心者のための茶道教室 12回目

2010-10-21 11:38:53 | 宗恵の初心者のための茶道教室
Photo昨晩はお茶会デビュー以来のお稽古。お茶会は「緊張したけれど、楽しかった」そうで安心いたしました。お茶会に参加することもまたお勉強。「客ぶり」もこれでよし、ということはありませんね。今度はああしよう、こうしよう・・・と考えるのもまた大事なことです。次の日曜日は姉弟子さんと上越淡交茶会に参ります。

お稽古は薄茶の運び平点前(拝見あり)。みなさん熱心に取り組んでくださいますので、覚えるのが早い!「来年の今頃は中置のお点前ができますねぇ・・・」などと言いながら楽しく時は過ぎていきました。

お菓子は寿堂製 銘 月うさぎ。
先日の小学校茶道体験教室のお菓子と同じです。
昨夜は十三夜。綺麗なお月さまを見ることができました。
お稽古のあと外でみなさんとしばし月を愛で、一日を優しい心で終えることができました。





宗恵の初心者のための茶道教室 11回目

2010-10-07 12:03:38 | 宗恵の初心者のための茶道教室
004昨晩はひとりの生徒さんがお着物姿で登場!仕事がお休みだったので、お母さまに着付けていただいたそうです。背筋がピンと伸びて素敵。「お洋服の時と全然動きが違います。」と実感なさいました。
お点前は薄茶運び平点前で、お棗・お茶杓の拝見が加わりました。なかなか帛紗の扱いが難しいので、何回も練習・・・しかありませんね。問答を覚えるのも一苦労。何事も練習と慣れ・・・ですかね。それからお茶杓の銘・・・普段から気に掛けて、日本語の素晴らしさを認識してください。




さてさて、11日のお茶会デビューが待ち遠しい!ワクワクどきどき。

お菓子は寿堂製 銘 蔦紅葉


お稽古から帰ってきましたら、何やらテレビが騒がしい・・・

あら!日本人がノーベル化学賞受賞!

鈴木博士・根岸博士、おめでとうございます。

根岸博士のパデュー大って、どこかで聞いたことがある・・・と思ったら、拙ブログに時折アクセスがあります。以前、逆アクセスして宇宙飛行士を多く輩出している大学とわかりました。なんだかうれしい!



宗恵の初心者のための茶道教室 10回目

2010-10-01 14:03:59 | 宗恵の初心者のための茶道教室
00129日のお稽古は前回と同じく薄茶の運び平点前でした。もうすっかり手順を覚えて、お茶も美味しく点てられるようになりました。次回はお棗・お茶杓の拝見が加わります。

お菓子は寿堂製 銘 秋山路

10月11日は某青年部のお茶会に皆さんと参ります。お茶会デビューお濃茶席もありますので、お濃茶のいただき方をレッスンいたしました。う~ん・・・一回では覚えられませんね。次回もお稽古いたしましょう。




昨晩の鵬雲斎大宗匠のお話は大変感動いたしました。特攻のお話は、ご自身が経験なさったことをご自身の言葉でお話くださり、先にご紹介いたしました『永遠の0』よりもずっと心に響き涙が出てきました。大宗匠がゼロ戦の横で点てられた一服を飲んで次々と突撃していった仲間。いまだに海の底に沈んでいるんですよ・・・と涙を浮かべてお話しになりました。「今の弱腰外交!」とおっしゃった時にはびっくりしたと同時に隠居なさった意味がよくわかりました。

茶道をとおして日本の伝統文化の素晴らしさ、人を思いやる心、平和の大切さを少しでも子供たちに伝えることができたら・・・と思い、今年もこの17日に小学校で茶道体験教室を行います。このような機会に恵まれて幸せです。



宗恵の初心者のための茶道教室 9回目

2010-09-24 11:17:04 | 宗恵の初心者のための茶道教室
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22日のお稽古は薄茶運び平点前。お点前もスムーズにできるようになりました。お勤め帰りではお着物は無理ですが、お稽古着に興味を持ってくださり、男子のお弟子さんはお着物をいつか手に入れたい!と皆さんヤル気満々!うれしいですね。

お菓子は京都で求めた満月の「阿闍梨餅」。JR京都伊勢丹の売り場はいつも長蛇の列。モチモチして美味しい!




宗恵の初心者のための茶道教室 8回目

2010-09-09 12:38:14 | 宗恵の初心者のための茶道教室
Photo今日は「重陽・ちょうよう」。五節句の一つで、9月9日のこと。旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれます。
陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれます。奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行なわれていましたが、九は一桁の数のうち最大の「陽」であり、特に負担の大きい節句と考えられていました。その後、陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、祝い事となったものです。
邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりしていました。また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、身体をぬぐうなどの習慣もありました(着せ綿)。しかし、一般には、他の節句と比べてあまり実施されていないようですが、茶道の世界では重陽をテーマにしたお茶会がありますね。

昨晩は久しぶりのお稽古。台風が心配でしたが大きく予想ルートをはずれ、こちらはなんともありませんでした。ほかの地域では被害が多かったようで、お見舞い申し上げます。
運びの薄茶平点前。皆さん熱心にお稽古なさいました。スルドイ質問が飛びかい!?即答できなかったものもあり、これからお勉強です。Q&Aはブログでもお知らせいたしますね。

お菓子は伊藤菓子舗製 銘は・・・梢の秋・・・とでもしておきましょう。