絵本の古本屋 【えほんやるすばんばんするかいしゃ】

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11/21(水)~12/2(日) 東京・国立のmokujiさんで『ロシアの装丁と装画の世界展』を開催します。

2018-11-20 | ● 出張販売のお知らせ

  
2017年5月に当店で開催された展示『ロシアの装丁と装画の世界展』を
大好きなお店mokujiさんで開催頂けることになりました!
うれしいなあ、、。

東京(当店)→広島(紙片)→愛媛(本の轍)→東京(mokuji)
とこんな感じで、今回で4カ所目。
一年半ぶりに東京へ戻ってきました。
新たに本を追加しましたので、初お披露目の本もたくさんあります。
1950年〜1980年代のロシアの古い本を
数百冊を展示販売する他、この展覧会の図録も合わせて販売します。
 
初日の明日11/21(水)は、お客としてちょっと行ってきます。
楽しみです。よかったら、皆さまもぜひぜひ。

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日時|11月21日(水)~ 12月2日(日)
時間|12:00~21:00
(ランチ 12:00~15:00 / ディナー 18:00~21:00)
定休|月・火曜日
会場|mokuji
住所|東京都国分寺市日吉町2-33-20 シャルムビル102
 
 ※会期中はランチとディナーの間も開けております。
 ※23日(金・祝)のみランチは貸切営業となります。
(展示はご覧になれますので、お気軽にお声掛け下さい)
 ※詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.mokujinet.com/event-4?fbclid=IwAR2RH6Yfbi19rVIY4oFW0QmkzZaGg_eBletatqsZenFJujSQHXPjc5pfrt4

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ここからは、余計な話をすこし。
 
一年半経った今だから言えることだけど(いや、言っていいのかわからないけど)
この展覧会は、自分にとっていろんな意味で転機となった大事な展覧会です。
なんと言いますか、当時なんだかよくわからないものに
追い詰められてしまって、いろんなことが
もうなんにもわからなくなってしまって、なにもできなくなりそうだったときに
唯一やれそうな気がしたのが、この展覧会でした。
 
なにもわからなくなってしまった自分にとって
この文字(キリル文字)が書かれた
ロシアの古い本の表紙は、妙に心地よく映りました。
 
「読めねぇ、なんにもわかんねーやー」
「でも、なんかいいんだよなぁ」
みたいな。
「なんかいいんだよなぁ」
を感じられる自分がちょっと嬉しくて
「あ、まだもうちょっと大丈夫かも」
と思えて、どこか開き直ったような気がします。
出来るだけ誰にも頼らず、目に見えぬなにかを恐れず、
自己満足だけでやってしまえば出来るかも、と。
 
たしか、準備に半年くらいかかってしまって
はじまる頃には完全に開き直ってて
「もう、なんにもわかりませーん」
「でも、ぼくは惹かれてしまいました」
「見ても面白いかどうか知りませんけど、よかったら見てってください」
みたいな気持ちだったような。
たぶん、やや投げやりな気持ちもあったのかも。
 
そうそう、図録に関しては、記念撮影か卒業アルバムみたいな気持ちで作りました。
 
数千冊あったこれらの本たちを4年もの間、
いろんな葛藤があって手放せなかったのわけですが
展覧会を決めたことで、気持ちが少し落ち着きました。
ここにこうしてみんなでいることは
もうこれで最後なので、記念撮影でもしましょう。
という気持ち。
 
さあ、これで解散です。
それではみなさん、ごきげんようー。
 
という具合に展覧会は始まりました。
そんな気持ちで始めた展覧会だったのに
たくさんの人たちのおかげで
一年半たった今も、こうして続けさせてもらってます。
本当に本当にありがたや、です。
この展覧会と、この展覧会を巡回してくれるお店の方と
そこへ足を運んで下さる人たちのおかげで
手放すことのおもしろさを知りました。
やってよかった。
  
そういうわけで、ってことではないけど
みなさん、ぜひぜひよろしくお願いします。
 
ずいぶん前に自分の手から放れた気持ちでもありますので
mokujiさんたちが作るこの展覧会を、楽しんで頂けるとうれしいです。
 


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