猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

鍋割が粉をふいた日は、キントキで大王松をもらって、「いま、前橋がおもしろい」片手の「芽吹きぶらぶら」は前橋文学館からオリオン通りへ

2019-12-24 07:47:41 | 芽吹きぶらぶら

昨日の午前11時過ぎ、Droitへトレーニングの指導を受けに行くときに、上毛電鉄の踏切から見た風景です。緑の顔の電車の後方に、雪が少しだけ積もっている赤城山の鍋割が雲の中から姿を現していました。

 藻素さんが、「粉が吹いて ちょうど食べごろ 赤城山」って句を添えて「雨も上がり、今朝は赤城山がきれいに見えます。」とコメントを送ってくれたのを見た9時半過ぎ、自転車屋へアシスト付自転車を押して行った時の踏み切りでは、赤城山は雲の中でした。そうなんです、アシスト付自転車の前輪がパンク、後輪もちょいとおかしいので、辻岡サイクルに修理に出したんです。

  自転車を辻岡さんに預けて、家に戻って冷蔵庫に保存しておいた栗の皮をむきました。写真は渋皮をむく前、鬼皮だけとったところです。甘露煮にすることにしたんです。いろいろ考えたんですけど、まともに正月料理作ることにしました。プラン作って、購入先ごとに食材を書き出して、今週の金曜あたりから作業を開始するつもりです。プランに入れ忘れた栗の甘露煮は先に作っちまおうってことにしました。

 で、二階に上がってDroitへ行く支度しながら外を見たら、あれッ…

鍋割が粉をふいた干し柿みたいになってました。藻素さんの句の通りの姿です。

 

  昨日のDroitは、いつものSさんでなく、代表の池田道成さん、体幹の筋肉の望ましい使い方の指導を受けました。直ぐにできるようにならないと思いますけど、少しずつ近づきます。
お向かいのキントキ金物センターで大王松の枝を無料で配っていました。京都東山の永観堂という寺院に「三鈷(さんこ)の松」と呼ばれている松の木があります。「葉先が三つに分かれている珍しい松の古木。三鈷は知恵、慈悲、まごころを表す。この松の葉を持っていると三つの福に授かるといわれる」って観光ガイドブックに書かれています。日本の松は葉が二枚ですけど、米松系の松は三枚のが多いです。大王松も三枚です、永観堂の三鈷の松と一緒です。一枝もらってきて、お守り作ってお年玉と一緒にみんなに配ることにしました。

なんか得した気分で、ぶらぶらとまいりましょうか…

 

 芽吹きぶらぶら 第9回
  東京で配られた「いま、前橋がおもしろい」を読みながら…

この冊子が配られた東京のイベントはこちらの記事を参照して…

「太陽の鐘から広瀬川を上ると、朔太郎ファンの集まる『前橋文学館』」と、冊子の「まちなか散歩」は書いていますけど、前橋文学館には朔太郎ファンだけでなく、詩や文学、演劇や音楽、いろいろなアートが好きな皆さんが集まってきています。文学館も多彩な活動をしていますよ。前橋文学館のホームページをぜひご覧ください。

冊子「いま前橋がおもしろい」の末尾の「前橋のこれから。」に、館長の萩原朔美さんの一言が載っています。

 

萩原朔美さんは、寺山修司が主宰した劇団「天井桟敷」で役者兼演出家してたんです。その後に映像作家、エッセイストとして活躍され、多摩美術大学で仕事され…

 「書を捨てよ、町へ出よう」は、私が少し長めの学生生活を続けていた1969年、萩原朔美さんの演出で注目を集めた作品です。原作は、今も角川文庫から出ています。
「新たな安らかな寝室としてのまちをつくる。其れが前橋。」、朔美さんの言葉です。しっかり受け止めて、よく考えます。私が、まちのことを話すときに「活性化」という言葉を使うのをやめてから14年が経ちます。でも、まだ「寝室」にまでは辿り着いていません。辿り着けるかな…

 前橋文学館の近くを歩いていると、窓猫に会えます。何軒かの店や住まいのガラス戸の中でのんびりしている猫の姿が見られます。昨日も、日向で眠る黒白に会いました。

 

   冊子の「まちなか散歩」は、前橋文学館からオリオン通りへ向かいます。「近くのオリオン通りには連日長蛇の列の「ラーメン二郎」、その隣には親子で営む低温調理で揚げたトンカツ屋「大野屋」がぞくぞくおーぷんした。」って書いてあります。オリオン通りの名前は、今は時間駐車場になっているところにオリオン座って映画館があったのです。最盛期には70㎜フィルムの映写機も装備されてました。「風と共に去りぬ」とか「南太平洋」なんかを観られたんです。で、そのオリオン座がなくなって、通りは過半がシャッターが下りたままになってしまいました。国からやってきた県庁の偉いさんの肝いりで「パレットタウン」なんて名前の共同店舗も作られたけど、さっぱりで、続きませんでした。

  そんな通りに再び灯を点すきっかけとなったのはこの二軒かな…。
左は、ミュージックパブ「Ruby Tuesday」、そういや、まちなかエージェンシーのYさんはこの二階でシェアハウスやってたんじゃなかったけな…。それから右のスイスブランドのONシューズの販売もしている「Gスポーツ」です。この二軒が開店してから様子が変わってきた気がするのです、オリオン通の。今は、大野屋の向かいの空き店舗でも内装工事が始まっています。

 

  それで、なぜか駅前のケヤキ並木通りに行って、「赤城和牛の熟成肉とワインを楽しめる『炭火焼ワインパルLOM』も人気だ」って。うん、物知りな人に聞いたらさ、「いい肉使ってるよ」ってはなしです。

 そして、FM群馬近くの若宮町にある「13COFFEE ROASTERS」が地図上で紹介されているんです。

「ゆったりとした時間の流れの中に、強烈な個性のスタートアップたちが続々と入り乱れた良い意味でのカオス。このまちの持つオーラをぜひ一度味わってみて欲しい。」と、冊子の「まちなか散歩」は結んでいます。散歩はおしまいです。

散歩は第9回でおしまいですが、「芽吹きぶらぶら」はもう少し続けさせてください。

 

 こうしてまち中歩いていて、最近つくづく思うことがあるんです。平日の昼頃に、小さな子を連れて歩いている若い女性の姿を見るようになったんです。この写真は、文学館と隣のマンションの間の通路、向こうは広瀬川なんです。
しばらく前までは、こういうお散歩姿を見ることはなかった気がします。中心市街地に賃貸マンションや分譲マンションがつくられるようになってからの変化です。普通の暮らしの姿にも出会える街になってきているんです。

  で、遅い昼食の後は辻岡に自転車を取りに行って、それから正月料理の食材を岩神町の養田鮮魚店へ注文して、街で出会った人と立ち話して、ひろ子でお茶して、JAファーマーズ朝日町店で産直ならではの葉付き人参を手に入れて、家に戻るころには自転車のランプが点灯してました。

  東京から吉駒が戻ってくるのを待って、矢切ネギの第2夜をしました。でも、前菜はネギでなく、養田さんちで買ってきたシラウオのポン酢和えとこはだの酢漬けです。

   

ネギ料理は4品。青葉だけ使ったネギの玉子焼き、脇に添えてあるのは出来立ての栗の甘露煮で崩れちゃったのです。二品目は、ネギの牛肉巻きです。三品目はネギの天ぷら、4センチほどの長さに筒切りして大きいまま揚げています、一緒は人参の葉です。四品目はネギをとろとろに煮た汁です、貝柱の出汁を使いました。
いちばんおいしかったのはトロトロネギの汁かな…

「明日は、ネギ夜の第3夜ですが…」と言ったら、「明日は、東京でお客様と食事をしてから帰ってきます」と吉駒に逃げられちゃいました。どうしよう、第3夜は止すか…


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2 コメント

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甘露煮 (メイ太の母ちゃん)
2019-12-24 10:52:51
12月になって やっと甘露煮をつくりました、
生栗を沸騰5分で火を止めて、
暫く漬けておいてから、作業をすると、
渋皮もむきやすくなります、
きんとんが楽しみです。
おせち作り「無理をしない」で下さい。
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ありがとうございます (ヒゲクマ)
2019-12-24 12:12:46
メイ太の母ちゃんさん
ご心配かけます。無理せずにのんびりやります。
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