玄関先の水鉢の花が、ツバキとサンシュユの花になりました。
ツバキは庭で咲いたツバキ、サンシュユはJAファーマーズ朝日町店の花屋で見っけたんです。
春ですね…、昨日は雲が多かったのですが、二月とは思えない暖かな日でした。
朝食をとって一休み、9時半のJAファーマーズ朝日町店の開店時間に合わせて野菜の買い出しに出かけました。ご近所さんの庭先でアセビの花が満開になっていました。
去年の夏に退院してから、JAファーマーズへの買い物はできるだけ朝の開店時間に合わせて行くようにしてきています。それと日曜日は避けてきました。これは、比較的混んでいないからです。主治医からも看護師からも感染症に十分気を付けるように指導を受けていました。それで、買い物も人出の少ない時間帯を選んでいるんです。今、新型コロナウイルスのことで感染症対応が急に脚光を浴びちゃいってますけど、日々の暮らしそのものが感染症予防でないといけないんですね。
菜の花、カキナ、フキノトウ、ニンジン、紫ダイコン、トマト、八朔、カリフラワー、ニンニク、これらはみんな生産者直売コーナーの野菜です。新鮮なのと、種類も豊富です。すごく助かっています。
菜の花なんかそのまま花瓶に挿して飾っておきたくなります。で、花屋の前を通ったら、サンシュユ見っけたんで一束買ってきて、「ユキ子さん、頼みます」ってしたら、最初の写真になりました。いい花ですね。
でね、馬場陽子さんの八朔、ママレードのレシピ付きなんです。直売って面白いですね。でも、ごめんなさいね、ママレードではない、他のものつくることにしちゃいました。
ピーラーで外皮を薄く剥いて、半分に切って果汁を絞って、皮は拍子木に刻んで…
果汁はポン酢に仕込みました。酸味が足らないので、レモン果汁に応援してもらって、2個から200ml強のポン酢が取れるみたいです。香りのよいポン酢になりそうです。
皮の方は、三回煮こぼして、水に放してえご味を抜いています。これは砂糖で煮て、ピールにします。
ここまでやってから、群大医学部の近くへ出かけました。
帰りに、岩神町の養田鮮魚店に寄ろうと、岩神小学校んぼ近くを通ったら、小さな梅園を見っけました。5本ほどの梅の木が植えられて、もう花びらが散り始めていました。どんな梅の実がなるのかな…
花の中に、メジロがいました。とても忙しそうに花の芯にくちばしを差し込んではすぐ次の枝に移って行きます。なかなかカメラに収まってくれません。
梅の木のあちらこちらに姿を見るのですが、写真に撮るのは難しいですね。
でも、いろんな動きをするので見ていて飽きないですね。
こんな細路地を抜けて、養田さんちへいったんです。そういやさ…、
買い物している間に、ものすごく嫌なニュースが飛び込んできました。「新型肺炎対応の医師ら職場でバイ菌扱い 学会が抗議声明」(朝日新聞デジタル 2020/02/22 15:26)というニュースです。全文を引用させてもらいます。
日本災害医学会は22日、新型コロナウイルスに対応した医師や看護師らが職場内外で不当な扱いを受けているとして、抗議する声明を出した。「バイ菌」扱いするいじめを受けたり、現場で対応したことに謝罪を求められたりする例が相次いだと訴えている。
この学会は、医師、看護師、救急隊員ら災害医療や防災に携わる個人・組織でつくる学会で、阪神・淡路大震災が起きた1995年に発足した。
多くの医師や看護師らが、災害派遣医療チーム(DMAT)として、中国・武漢から政府のチャーター便で帰国した人や、横浜港でクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客乗員への対応にあたった。声明では、こうした活動がなければ、より多くの人が重症化して命が失われた可能性があると指摘した。
ところが、学会によれば、医師らが不当な扱いを受けるケースが続出。自分の身を危険にさらして活動したのに、職場で「バイ菌」扱いされたり、子どもの保育園・幼稚園から登園自粛を求められたりしているという。さらに、職場の上司から現場で活動したことに対する謝罪を求められた例もあった。当事者から「悲鳴に近い悲しい報告」が寄せられているとしている。
学会はこうした行為を見過ごすことはできないとして、「もはや人権問題ととらえるべき事態であり、強く抗議するとともに改善を求めたい」とした。
新型コロナウイルスをめぐっては、感染者を受け入れ、看護師が感染した相模原中央病院(相模原市)も今月、「職員やその子どもが、いわれのない差別的扱いを受けている」などと訴える書面を公表している。(瀬川茂子)
でもさ、どうしてニュースのような事態が起きるのかね。災害派遣医療チーム(DMAT)の一員として、未知の病原体による災害発生の最前線に飛び込んで、人命救助に当たっていた医師や看護師等の専門スタッフとその家族が、職場や地域社会でいわれない差別にさらされているってんだいね。私たちの国はどうなっているのかな。
彼らとその家族は称賛されることはあっても、差別したり、批判したりすることはありえないはずだいね。あるとすれば、新型コロナウイルスよりも恐ろしいことだよね。
日本災害医学会の声明は、同学会のHPのこちらに掲載されています。読んでください。
サゴシです。サワラの小さいものです。おいしい魚ですよ。
医療の現場でまで、こういうことが起きているのだとすると、ほんとうに心配になりますよね。
マスクの着用にしても、私なんかは「人様に迷惑かけないために着用する」って教えられてきたんです。つまり、私の口や鼻から出る飛沫が他の人にたからないように、飛ばさないようにするためにマスクをしなさいって教えられたんです。
でも、今は違うんだいね、他の人はみんな危ない人でそういう連中からわが身を守るためにマスクするってことらしいですよね。いつからこうなっちゃったんだろう…
「わが身大事」という考えは間違いではないけれど、それだけを物差しにしてしまうと「社会」は成り立たたないってことをよく考えて欲しいやね。人間にとっては「社会」しか生きてく場所がないのですから。
実は、養田さんちでも野菜を買ってしまったんです。それも直売。
榛名山の方でワサビを栽培している人がいて、時々持ってきて販売を頼んでいくらしいのです。ただ、刺身に添えるおろしわさびとして使うには、ちと育ちが悪すぎるみたいです。その代わり、値段はものすごく安価、それと葉っぱや葉柄が新鮮なんです。採れたてですから。
とにかく汚れたとこだけ取り除いて、細かく刻んじゃいます。根っこも葉っぱも。
そしたら、5本のワサビで109gの刻みワサビができました。これをポリ袋に入れて、ワサビの重量の3%の食塩を加え、もみもみして空気を抜いて封をします。冷蔵庫で一晩寝かせてから、酒かすと合わせて漬け込むとおいしいワサビ漬けができるんです。今日、これから漬け込みます。
買ってきたサゴシは、皮目をバーナーで焼いて「焼霜づくり」にします。こうすると皮もおいしくいただけます。
ユキ子さんの両親のところへ届けた夕食のおかずです。刺身は、ヤリイカの糸づくり、マグロの中トロ、サゴシの焼霜づくりです。上の左は、ブロッコリー、カリフラワーとトマトのフキノトウ入りマヨネーズのサラダです。上右は、サゴシの竜田揚げとレンコンとパプリカの素揚げ、レタスと菜の花を添えました。
届けて広東橋まで戻ってきたら、西の空が夕焼けになっていました。でも、あんましきれいでなくて、ちょいとおどろおどろしい、いじめの世の中を象徴しているみたいな空模様でした。嫌ですね…
わが家の夕食も刺身の盛り合わせ、」竜田揚げとサラダの盛り合わせ、それと、サゴシと野菜のなます、そして菜の花とカキナと海苔の汁でした。
使った野菜は、ニンジン、紫ダイコン、菜の花、ブロッコリー、カリフラワー、トマト、レタス、レンコン、パプリカ、ショウガ、カキナ、フキノトウ、ばら海苔の13種類でした。
春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定で準備を進めております。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。
第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください。