プロ野球・中日ドラゴンズの山本昌広投手（登録名・山本昌）が１６日、対阪神１８回戦（ナゴヤドーム）で、自身初の無安打無得点試合を達成した。４１歳１カ月での達成はプロ野球史上最年長。これまでの記録は、９５年８月に佐藤義則投手（当時オリックス）が近鉄戦で達成した４０歳１１カ月だった。ヤクルトのガトームソン投手が５月２５日、交流戦の楽天戦で達成して以来、プロ野球史上７３人目（８４度目）。セ・リーグでは３４人目（３７度目）。山本昌投手はこの勝利で通算１８９勝となった。
投球内容は、内野ゴロ９、内外野への飛球１３、三振５。許した走者は、４回の三ゴロ失策による１人だけ。完全試合を除き四死球０での達成は１リーグ時代の４８年９月、大陽の真田重蔵（一時、重男に改名）投手以来２人目。
〈山本昌広（やまもと・まさひろ）〉 登録名は山本昌。日大藤沢高（神奈川）からドラフト５位で８４年に中日入りし、８８年に５勝０敗で頭角を現した。９３、９４、９７年に最多勝、９３年に最優秀防御率、９７年に最多奪三振を獲得。９４年は１９勝（８敗）を挙げて沢村賞を受賞した。通算１８９勝１３８敗４セーブ。１８６センチ、８７キロ。（朝日新聞）
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