◆投手総合コーチに尾花氏家庭の事情（福岡への単身赴任を続けていたこともあり、家族との生活を第一に考えて今季限りで退団を決意）でソフトバンク・ホークスを退団した尾花高夫投手コーチが王監督の計らいで巨人の投手総合コーチに決まった。低迷が続く巨人投手陣、投手コーチ経験の豊富だった堀内前監督ですらなし得なかった再建に光が見えてきた。
尾花コーチはヤクルト時代に野村克也氏のもとでコーチを経験。王監督の下では７年間、投手コーチを務め、卓越した理論で投手王国を築き上げた。今や球界屈指の指導者の１人に数えられる。
今年、目を覆うばかりの巨人の低迷は投手陣の崩壊に原因がある。ヤンキース・松井秀も指摘したように、投手陣がある程度安定していれば、打撃陣の実力からして優勝争いに加わって当然なチームである。
捕手側から見た野球が強調される日本の野球。そんな中、投手側から見た野球を選手にしっかり教えられるのは今の球界には彼しかいない。野球は投手が投げなければ始らないスポーツである。投手の自立が優勝への近道である。
阿部が尾花理論を吸収すれば日本一の捕手になれる
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