いとうな日々

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WBC優勝の裏には「走力の差」

2006-03-29 | プロ野球
27日発売の「週間現代」に面白い記事を見つけた。今年のセ・パ両リーグの覇者を走力から予想したものである。基礎データは今回のWBC時に計測した各選手の走力がベースである。バッターがカーンと打った瞬間にストップウォッチのスタートボタンを押し、一塁ベースに達した瞬間にストップウォッチをおす。

実はこの何の変哲もない数字が日本の世界一を予告していたのである。王ジャパンの韓国戦、キューバ戦の各選手の一塁到達タイムが群を抜いていたというのである。大リーグのスカウトはストップウォッチを持って試合を見ているが、日本の多くのスカウトはスピードガンを持ち、投手の球速にしか興味がないようである。

大リーグではまず走力が一定基準以上ないと、肩が強く、長打力があってもリストアップされることはない。走力が一定基準を満たした選手をマイナーで時間をかけてメジャーリーガーに育てるのである。小関氏も、「打つ」「投げる」だけではわからない、選手の素質、実力、精神面での強さ等が明らかにできるといっている。スカウティングのポイントは走力なのである。

小関氏の順位予想は、セリーグが①ヤクルト②巨人③阪神④中日⑤広島⑥横浜となる。パリーグはというと、①ソフトバンク②オリックス③ロッテ④西武⑤日ハム⑥楽天となっている。あくまでも予想である。

韓国戦キューバ戦
川崎 宗則(左打ち)4.03秒3.65秒
西岡 剛(スィッチ)4.12秒4.03秒
イチロー(左打ち)4.03秒4.06秒
松中 信彦(左打ち)4.25秒
多村 仁(右打ち)4.31秒4.47秒
里崎 智也(右打ち)5.56秒4.47秒
小笠原道大(左打ち) 4.72秒
今江 敏晃(右打ち)4.37秒4.46秒
青木 宣親(左打ち)4.43秒4.03秒


1番:イ・ビョンギュ韓国4.47秒
2番:イ・ジョンボム韓国4.65秒
4番:チェ・ヒソプ韓国4.94秒
5番:イ・ジンヨン韓国4.50秒
6番:イ:ボムホ韓国5.06秒
9番:キム・ミンジェ韓国5.00秒
2番:エンリケスキューバ4.34秒
3番:グリエルキューバ4.28秒
7番:ガルロボキューバ4.41秒
小関順二(こせき・じゅんじ)
’52年神奈川県生まれ。スポーツライター。活字メディアにとどまらず、ラジオ、テレビでも幅広く活躍。 プロ野球からアマ野球までストップウォッチ片手に年間200試合以上観戦する野球狂。ドラフト会議研究の第一人者でもある。『2003年版プロ野球 問題だらけの12球団』(草思社)、『小関順二の「野球観戦」なしでは生きられない--Lovely』(長崎出版)、『だから野球観戦はやめられない!』(インターメディア出版)など著書多数



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