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いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

巨人:新加入組の活躍で大勝

2007-04-01 | プロ野球
○巨人10-1横浜●

巨人が新加入組の活躍で大勝した。初回、谷の左越え1号ソロで先制すると、三回に谷、小笠原の連続適時打で2点、四回にはホリンズ、小笠原の適時二塁打など5長短打を集中して試合を決めた。横浜は先発・工藤が球威不足。打線もつながりを欠いた。

プロ11年目での新天地。移籍の巨人・谷は結果が求められる中、一回に左越え先制弾、三回には右中間適時二塁打など3安打2打点と活躍。オリックス時代から定評があった左右に打ち分ける高い技術を発揮した。

原監督をうならせたのは三回無死二塁での第2打席だ。相手先発は球界最年長の工藤。熟練の投球術に、谷は巧みなバットコントロールで勝負を挑んだ。カウント2-0と追い込まれたが、それから粘る。低めのカーブ、フォーク、直球をファウルで逃げ、11球目のフォークを右中間に運んだ。「走者を先の塁に進めようと思い、右方向を狙った」。技ありの二塁打は今季チーム初の適時打だった。

開幕戦から3試合連続で2安打以上を放っている。好調の秘密は何か。谷は言う。「新しいチームになり、ダメだったら試合に出してもらえないので、それが好調維持につながっている」。

オリックス時代に4番も経験し、十分な実績を築いてきた。しかし、05年の腰痛から、歯車が狂う。昨年は右ひじ痛などで、打率2割6分7厘、6本塁打、30打点に終わり、巨人にトレード。定位置をつかんでも、なお危機感を持ってプレーしていたのだ。

試合後、競技復帰を間近に控えた妻の五輪柔道金メダリスト、亮子さんについて話が及ぶと「いい報告ができます」。ベテランの表情が少しだけ緩んだ。(毎日新聞)

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いよいよメジャーリーグが開幕する。話題を松坂が独占しているようであるが、やはり中心は、イチローと松井秀であろう。イチローは四年契約の最終年、松井秀は昨年骨折で不本意なシーズとなり、今シーズンは完全復活を期す。

ヤンキース・松井秀、井川、レッドソックス・松坂、岡島、マリナーズ・イチロー、城島、ロッキーズ・松井稼、ブルージェイズ・大家、昨年のワールドチャンピオン、カージナルス・田口、レンジャーズ・大塚、ホワイトソックス・井口、ドジャース・斎藤、デビルレイズ・岩村、パイレーツ・桑田、そしてギリギリ契約が間に合ったBジェイズ・入来。

今年は大リーグ中継を見る野球ファンが大幅に増加するであろう。いよいよ明朝からだ。

セ・リーグが開幕

2007-03-30 | プロ野球
プロ野球は30日、セ・リーグが開幕し、中日、巨人、広島が勝った。

 中日は1点を追う8回、育成枠から支配下選手に昇格した中村紀の同点二塁打、代打の立浪の勝ち越し中前打などで一気に5点を挙げ、7―3と逆転勝ちした。

巨人は初の開幕投手を務めた内海が7回2失点と踏ん張り、大矢監督が10年ぶりに復帰した横浜に3―2で競り勝った。巨人の高橋由は1回表に初球を先頭打者本塁打し、1962年の衆樹(阪急)以来2人目、セでは初の快挙を達成した。

広島は5年連続開幕投手となった黒田が7回1失点と好投し、2年ぶりのリーグ優勝を狙う阪神を1―4で退けた。

今季は交流戦24試合を含めて144試合制でリーグ優勝を決定した後、上位3球団で日本シリーズ出場権を争う「クライマックスシリーズ」が10月13日から始まる。

〔共同〕

長嶋さん、横浜ー巨人戦観戦

高橋、セリーグ初先頭打者初球本塁打


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ドラフト希望枠、今秋から廃止

2007-03-28 | プロ野球
日本プロ野球組織(NPB)の根来泰周コミッショナー代行は28日、東京都内で緊急会見を開き、アマチュア選手に対する不明朗な金銭授受の温床と指摘されるドラフト制度の希望入団枠を今秋から廃止すると発表した。同日午後までに、12球団から希望枠の廃止を柱とする同代行の仲裁案を受け入れるとの内諾を得た。4月2日の実行委員会で正式決定する。

希望枠をめぐっては、西武球団がアマチュア2選手に金銭を渡していた不祥事を受け、廃止の機運が高まった。しかし、希望枠の廃止と連動するフリーエージェント(FA)資格取得年数の短縮や実施方法をめぐって12球団内での調整が難航。来年からの廃止だけを決め、今年については継続審議となっていた。

これに対し、即時廃止を求めるアマチュア球界や日本プロ野球選手会が強く反発。12球団内でも廃止を訴える意見が大勢を占め、廃止にはFA取得期間の大幅短縮が不可欠としていた巨人が態度を軟化。同代行は「いつまでも引きずっていてはプロ野球への認識が悪くなる。大局的な判断」と仲裁案を示した理由を述べた。(産経新聞)

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どうせこうなることは分かっていたのに、決定が遅すぎる。選手会やアマ側からの要求に屈した形は格好が悪い。巨人の言い分が通らない世の中になったということである。

長嶋茂雄氏が星野JAPAN相談役に

2007-03-26 | プロ野球
2008年北京五輪出場を目指す野球日本代表の星野仙一監督が26日、東京都内でアテネ五輪代表監督の長嶋茂雄元巨人監督に日本代表チームの相談役就任を要請し、了承された。

田淵幸一ヘッド兼打撃コーチ、山本浩二守備走塁コーチ、大野豊投手コーチも同席し、星野監督とともに就任を要請。長嶋氏は当初は固辞したものの、協力を約束した。星野監督は「全面的にバックアップしていただける。非常に心強い。感謝している」と喜んだ。

星野監督によると、長嶋氏からは“日の丸”を背負う重圧の大きさなどについてアドバイスを受けたという。長嶋氏は巨人の広報を通じ「星野ジャパンを支える野球界の結束が、より強固なものになるよう尽力したい」とコメントした。

星野仙一監督の話 「長嶋さんからいろんなお話をうかがいました。(相談役就任は)何度も固辞されましたが、われわれの総意なんだということで、最後はいい返事をいただいた。顔色もよく、元気であり、後輩として安心しました」

(産経新聞)

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パリーグ開幕!

2007-03-24 | プロ野球
パ・リーグが24日、開幕した。裏金問題に揺れる西武はエース西口の好投などで楽天に快勝。ソフトバンクはコリンズ新監督率いるオリックスに逆転負けを喫し、王監督の公式戦復帰を飾れなかった。連覇を目指す日本ハムはロッテと七回途中降雨コールドゲームで引き分けた。パの開幕戦が降雨コールドとなったのは、1966年の東映-阪急戦以来2度目。観客数は3試合で計8万8125人で、昨年の開幕戦の計10万6692人を下回った。(毎日新聞)

楽天 2-5x 西武 【グッドウィル:観衆22,897】
日ハム 4-4 ロッテ(7回降雨コールド) 【千葉マリン:観衆30,062】
オリックス 8-5 ソフトバンク 【福岡ヤフードーム:観衆35,166】


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「裏金問題」でゆれるプロ野球。今日パリーグが開幕した。試合の話題もさることながら、ロッテの重光昭夫オーナー代行が「(廃止が)来年からとは、何を考えているのか、パ・リーグだけでも(今秋のドラフトで)希望入団枠を返上してはどうか」と発言、プロ球団側の意思統一はなかなか難しいようだ。業界が意思統一できないのなら、できる球団は早く改善策を発表したほうがファンから支持される可能性が高いと思うが。
今年希望枠使わず別案も 「パの総意で」とソフトバンク

ソフトバンクの角田雅司球団代表は24日、来年から撤廃することで合意しているドラフトの希望枠について「パ・リーグの総意として希望枠を外した制度を考えるべきではないか。そうなれば(希望枠は)使わない」と話し、今年からの希望枠撤廃に前向きな姿勢を示した。

ソフトバンクはこれまで、今年は希望枠を使いたい意向を持っていたが、同代表はこの日「希望枠がその(不正をもたらす)要因になっているのであれば、それを除いた別の案を考えた方がいい」とした。

孫正義オーナーとの意思確認も済んでいるもよう。開幕戦を観戦した同オーナーは「場合によっては早めにやることも検討してもいい」と、来年からの希望枠撤廃を前倒しすることに肯定的だった。(スポーツ報知)

金銭授受は清水選手 早大調査委が発表

2007-03-15 | プロ野球
プロ野球西武の裏金問題で早稲田大学調査委員会(委員長・村岡功理事=スポーツ振興担当)は15日、西武球団から金銭を受け取ったのは同大野球部の清水勝仁選手(21)と氏名を公表した。

会見で謝罪した清水選手は、高校時代に西武との契約書にサインし、早大入学時の2004年春から毎月10万円を受け取っていたことを明らかにした。早大側は日本学生野球憲章にのっとって処分すると発表、野球部退部が濃厚となった。同憲章によれば、プロ側から選手(親権者も含む)への金銭供与が明らかになった場合、当該選手は退部になる。

また、調査委は西武球団が早大側に「ばれてしまった。本人は知らないということにしてくれ」と隠ぺい工作を指示したことを明らかにした。
早大は12日に調査委を設置し、清水選手や応武篤良監督(48)をはじめとする関係者から事情聴取していた。

当初は金銭授受を知らなかったとしていた同選手だが、14日に出身の専大北上高(岩手)校長が会見し、高校在学中から金銭授受を認識していたことが判明した。
清水選手は甲子園大会には出場していないが、高校時代は走攻守そろった好選手として、ドラフト候補に挙がった。早大スポーツ科学部に入学し、2005年春のリーグ戦で12試合に出場。けがのため、同年秋以降はリーグ戦に出場していない。

[共同通信社]

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東京ガス・木村選手に続いて早大の鈴木選手が西武から「栄養費」名目で金銭を受け取っていたことを公表した。木村選手の記者会見を見て自分も公表しようと決心したらしい。

しかし、同時に西武が「口止め」工作を行っていた事実も明らかと成った。プロ野球界の隠蔽体質は腐りきっている。13日、日本プロ野球組織(NPB)は、東京都内で日本プロ野球選手会との協議会を開催した。しかし、選手会側の選手で同様の金銭を受け取っておきながら「口を噤んでいる」者がいるに違いない。一般人にはそう見える。

アマチュア側も決して褒められたものではない。このような行為が一部の高校で行われている事実は何年も前から指摘されてきた。高校野球の指導者の中に「ブローカー」がいるのだ。高校野球の監督が何千万円もの金で学校を変わっている事実は高野連は知っているはずだ。県外の選手ばかりの高校が四国の某県の代表であるなどおかしなことがいっぱいある。

早稲田大学も褒められたものではない。スポーツ科学部とは何なのか?『21世紀を迎えた今、なぜ早稲田大学がスポーツ科学部を創設するのか。その背景には、観戦も含めたスポーツ愛好者の増大、体力向上・健康増進への社会的ニーズ、国際的な競技力の向上など、さまざまな側面からスポーツ科学に寄せられる社会的期待があります。また、ビジネスとして見たスポーツの市場規模拡大も見逃せません。身体表現や遊びまで含めたスポーツを、多彩な科学的手法によって究めていくことで、スポーツマインドと幅広い科学的素養を併せもった人材を育てたい。スポーツ科学部誕生の理由、それは新しい時代を力強く生き抜いていく、新たなワセダマン・ワセダウーマンを育成することにあるのです。』としている。スポーツマインドと幅広い科学的素養を併せもった人材を育てる前に「一般常識」をもった人材を育ててほしいものである。

一場や木村、鈴木は大人たちの「エゴ」の犠牲者である。今回、木村、鈴木の両選手が「潔く」事実を公表してくれたことがせめてもの救いである。この二人は多大の犠牲を払って「人格」を取り戻せたのだ。

ONが再会、「王貞治展」を一緒に見学

2007-03-14 | プロ野球
プロ野球ソフトバンクの王貞治監督と長嶋茂雄・元巨人監督が14日、都内の百貨店で開催中の「大好きな野球 王貞治展」をそろって見学し、久しぶりの再会を楽しんだ。

2人が顔を合わせるのは、王監督が胃がんの摘出手術で入院した際、長嶋氏が見舞いに訪れた昨年7月13日以来244日ぶり。この日は、1959年の天覧試合の映像などを見ながら、当時を懐かしんだ。

王監督は04年に脳梗塞(こうそく)で倒れた盟友を気遣い、「長嶋さんも元気そうで何より。日本中に元気を振りまいて、夢を与える人であって欲しい」と話した。
(朝日新聞)

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スポーツ報知は2007年、創刊135年を迎えました。その記念イベントとして「大好きな野球 王貞治展」を3月13日から25日まで、東京・日本橋の日本橋三越本店新館7階ギャラリーで開催します。早実2年生の春にセンバツ大会で優勝して「王貞治」の名前を全国に知らしめてから、ちょうど50年。ソフトバンク・王貞治監督にとってのメモリアルイヤーは、胃がんの手術からの復活を期す年でもあります。今回のイベントは、半世紀にわたって日本球界に数々の歴史を作ってきた“サダハル・オー・ワールド”を、数多くのゆかりの品で再現するものです。

「物事にこだわらないタイプだから」と自ら言うくらいで、球界に偉大な記録と歴史を刻んできたトロフィーや記念の品は、王監督の自宅にはあまりない。「お陰様で、その代わりにだれかが大事に持っていてくれるんだ」と笑っている。所蔵、展示している野球体育博物館から借りた756号のバット、ボールなどはまさにそれ。「王貞治展」には「日本人の宝物」と呼ぶにふさわしい“王グッズ”が数々、展示される。「人間・王貞治」を再現する証言、なつかしい写真などもところ狭しと並び、会場はまさに「王ミュージアム」になる。(スポーツ報知)

ドラフト白紙

2007-03-13 | プロ野球
日本プロ野球組織(NPB)は13日、東京都内で日本プロ野球選手会との協議会を開催し、西武が不正なスカウト活動で金銭供与した問題により、今秋のドラフト会議の実施方法を白紙に戻して再検討する方針を伝えた。

NPBは当初、今秋のドラフトに関して大学生・社会人選手を対象とした希望枠を存続させて実施する方針だった。しかし、西武の裏金問題が明らかになり、選手会との協議会直前に開いた12球団代表者会議で方針の変更を決めた。NPB側は21日に再び12球団代表者会議を開き、今後の方針を協議する。(産経新聞)

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仕組みは「シンプル」なほうがいい。高校生、大学生、社会人を全てウエバー方式でドラフトすることが好ましい。巨人がまた、高校生と大学・社会人を区別した案を提示しているようであるが、短期的に戦力補強が必要な球団、長期的な戦略で望む球団と色々あるのであるから必要はない。ただ、ドラフトとFAは不可分の関係にあるので、その点では巨人の案は一考の余地はある。

横浜「1番・仁志」が全開!

2007-03-11 | プロ野球
新天地で復活した「1番・仁志」の勢いが止まらない。一回、吉井が投じた甘い変化球を振り抜き、先頭打者本塁打。「確実にフェンスに届くと思った」。本人も納得の一発は、ライナーで左翼スタンドに突き刺さった。

1番打者で先発出場した第1打席は、古巣相手の対戦となった5日の巨人戦から5試合連続安打となった。さらにチームも5連勝。「中途半端なスイングはしないよう、気を付けている。一番初めに打席に立つ者が、良い形で(後の打者に)示さないと」と頼もしい。

昨季はプロ入り後初めて打率が2割を切り、出場試合数も64試合と激減した。出場機会を求めて巨人から横浜に移籍してきた仁志の加入は、打線に厚みをもたらしただけでなく、内野の定位置争いにも刺激を与えている。

現在の調子を問われた35歳は「非常に良い状態。少し早いけれど、(開幕へ)準備は整った」と笑みを浮かべた。12年目のシーズン。リードオフマンとしての輝きを、もう一度取り戻すつもりだ。(SANSPO.COM)

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原監督と「ソリ」があわず移籍した仁志。オープン戦で巨人が一番打者で苦しんでいるのとは対照的に横浜の一番・仁志が輝いている。「やる気」にさえなれば実績ある選手だけに活躍は十分期待できる。母校の現役選手が「栄養費」問題で衆目を集めている時だけに、仁志の明るい話題が清涼剤となる。

西武裏金 アマ2選手に1300万円

2007-03-10 | プロ野球
西武太田秀和球団社長兼オーナー代行(55)は9日、埼玉・所沢の球団事務所で緊急会見を行い、過去にスカウト活動に際してアマチュア選手に「栄養費」の名目で金銭を渡していたことを明らかにした。対象は2人の選手で、金額は1025万円7800円と270万円、1人の選手に対しては05年6月の「倫理行動宣言」後も支払っていた。西武はこの2選手は獲得していないという。渡していた時期、回数は明らかにしなかった。社内処分については「これから検討する」としたが、ドラフト制度の清浄化が叫ばれる中、今後に与える影響は大きい。

太田社長によると、A選手には1025万7800円、B選手には270万円をスカウトが現金で与えた。05年6月にアマチュア選手や監督らへの利益供与禁止を12球団で申し合わせた「倫理行動宣言」が採択された後の同10月に、A選手に最後の500万円を支払った。B選手には巨人が明大・一場靖弘投手(現楽天)獲得への不正スカウト活動を公表した時点で金銭供与を止めたという。氏名、金銭供与していた当時と現在の身分は明らかにしなかったが、高校生ではないとした。西武はドラフトではこの2選手は獲得していないと説明した。(ニッカンスポーツ)

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プロ野球西武ライオンズのアマチュア選手2人に対する計1300万円近くの金銭供与が判明してから一夜明けた10日、金銭を受け取っていた選手の所属する東京ガスが記者会見を開き、当該選手が木村雄太投手(21)であることを明らかにした。木村投手が高校在学中から、西武が現金を提供していたことも会見で分かった。東ガスは、西武からの金銭提供が、木村投手が秋田経法大付高3年当時の04年1月から始まったことを明かした。(朝日新聞)

早大選手の父親は「奨学金のつもりで受け取った」と現金授受の事実を認め、「西武と契約したら契約金から返す約束だった。こんなことになって子どもがかわいそうだ。西武に怒りを感じる」と語った。

父親によると、選手は中学時代から西武のスカウトに注目され、高校(北上専大高)卒業後に「うちに来ないか」とドラフト指名を打診された。しかし、父親は「野球をやめた時のことも考えたほうがいい」と大学に進学させることにした。当初、学費が免除になる特待制度で別の私立大学に進学するつもりだった。しかし、早大野球部からも誘いを受けたため、西武に相談したところ「お金は出しましょう」と言われた。4年後に西武と入団契約した時に、契約金から天引きする契約だったという。

入学時から、入学金と学費として毎月20万円ずつ受け取ったが、05年10月、まとめて残金500万円を受け取った。今年1月下旬、西武から連絡があり、球団のスカウト部長と面談。部長は「社長が交代して方針が変わった。息子さんを獲得できなくなった。こちらの契約違反なので、返金してもらわなくていい」と謝罪したという。

父親は「一場選手とはお金の意味が違う。あくまで借りたつもりだった。別の私立大学に行っておけば、こんなことにならなかった」と話した。(毎日新聞)

戦力の均衡を目指して導入された「ドラフト」。しかし、その制度は変質してしまっている。「希望枠」とか言うわけの分からぬ方式に問題がある。本来の制度(完全ウエーバー)にし、契約金も一般社会常識の2~3百万円程度に12球団すべてが統一するのが望ましいのではないか。今まで契約金として浪費された資金はファンサービスや実績のあった選手への報酬に使われるべきである。決して西武球団だけの問題ではないのである。