釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】叩きを我慢で大ダコをゲット (2021/07/31 マダコ 野毛屋)

2021-08-13 07:04:00 | 釣り
2週連続の野毛屋さんへの釣行は今季2度目のマダコ。

マダコは食べて美味しく、釣っては重いだけだけど癖になる釣りモノだ。

いつもの5:00着で待ち行列は18番目。
やっぱ週末は混むね。


(毎度。)

釣り座は左舷舳3番目をチョイス。
週末なんでお子さま連れも多くて、各船とも盛況だ。

感染対策で宿の入店は3名までに制限されてるから、受付けしたら早々に船に移動して準備する。


(活気があるよ。)

今回はキャスティングでタコエギを買った際に見つけた新アイテムがある。


(「八手」という名前。)

地図記号の「工場」に似た形のゴム製の「八手(やつで)」と言うアイテム。

オモリのアイ部分に装着すると、そこから伸びる8本の手(突起)の働きで根掛かりを回避出来るそうだ。


(装着するとこう。)

カサゴやメバルなど、胴突き仕掛けで根周りを攻める釣り向けらしいけど、エギタコでもイケるでしょう。

お飾りとしてのアピールにもなるかもね。


(出船。)

左舷は9名なんで、今回は勇治船長が竿を出す隙間はないね。
客が少ない右舷側ではSトシくんが竿を出すようですが。

天気は晴天。
風はそよそよなんで蒸し暑い。

沖に出て多少楽になるものの、今日もタフな1日になりそうだ。


(潮はこんな感じ。)

福浦岸壁を眺めながら釣り開始。

元々野毛屋さんでは根のきつい所はやらないし、更に今回は「八手」があるから積極的に誘えるぞ。


(釣り開始。)

勇治船長が釣り方のアナウンスで、優しくコツコツ誘うのが良くて、小刻みな叩きは良くないよ、と説明してる。

毎度叩きのアクションで寄せるアグレッシブな釣り方なのに、NGを出されちゃいましたよ。

擬音で言うと、「ダダダダダ」じゃなくて「コツコツコツ」が良いとのこと。
郷に入れば郷に従え、で今回は優しい誘いでやってみますか。

オモリを底から離さずに優しく誘いつつ、竿先の曲がり具合と手に来る重みでタコの気配を確認する。

「型見たよー」

のアナウンスがあって、船中1杯目は右舷側だな。


(岸からでも釣れそうな距離。)

誘い始めて15分。

続けてる誘いの感触に段々と重みを感じる。
竿先も押さえられてるように見える。

来たかな、来たかな、とそのまま誘いを続けて、頃は良しと竿先を下げながらラインを巻いてアワセの幅を確保する。

ひと呼吸置いて、オリャ!と大アワセをくれると、ズーンの手応えと共にグイーンと竿が大曲りする。
乗った❗

重みからキロオーバーは確実だ。

「Sトシくん!タモー!」

と声をあげても右舷には届かないか。

ギリギリと巻き揚げて水面に浮かせると、間違いない大型だ。

勇治船長が操舵室から確認して右舷のSトシくんに指示を出してくれたものの、右隣の方にタモ入れいただきました。


(1.8キロでした。)

1杯目でこのサイズが獲れるのは嬉しいね。
末端価格で船代が出ちゃったよ。
ウッシッシ。

この1杯だけでも色々な食の楽しみが約束されたんで、あとは伸び伸びとやらせて貰いますよ。


(暑いです。)

更なる大物を期待するものの、続いて揚がるのは小物ばかり。

アタリというか、重みを捉えるのも半信半疑で、もしかして、とアワセてもスカすことが度々。

やっぱいたか、と乗っかっても小物だと、してやったりの満足感が今ひとつだな。


(暑いです。)

勇治船長が叩きを勧めないのは、忙しく動かすアクションでオモリを底から離さないのが難しいからだろうし、叩きの中でマダコの微妙な乗りを感知しづらいからが理由ではなかろうか。

ベタ底のアクションと乗りの感知を両立出来れば、エギの動きに勝る叩きの釣りは悪くないと思うのだけどな。


(洗濯ネットに収まってます。)

ポツリポツリと追加するものの、数は伸びない。

アタリが遠いと叩きたくなるのだけど、グッと堪えて優しい誘いを続ける。

周りでも揚がらないと、タコがいないのか、いても乗せられないのか、はたまた乗ってるのに感知出来てないのか分からない。

エギをローテーションしても状況は変わらず。


(益々暑いです。)

ソヨソヨの風が時折止むと、汗がダラダラ吹き出して来る。

携帯扇風機を強風で首からぶら下げて顔に当てて、何とかしのげるくらい。
持ってて良かった。
夏場は手放せないな。


(八景沖も探索。)

陽が高くなるにつれてアタリは遠退き、勇治船長も探索が多くなる。

我慢強くコツコツ誘い、キャストもし、度々疑心暗鬼の空アワセもしでも、忘れた頃に小ダコが乗ってくれる。


(海上に風力発電設置中。)

時速1杯揚がるかどうかのペースなんで、飽きることはないし、愚直に誘い続けるのは湾フグで鍛えられてますよ。

沖あがりの14:30が近づくにつれ、あと1杯、もう1杯、出来れば良型、と念じながらコツコツを続けると、久し振りにはっきりと分かる重みを感じる。

これは獲らねばならんぞ。

ドキドキしながらコツコツの誘いを続け、重いね、いるね、と感触を確認しつつタイミングを計る。

高まる期待に満を持しての大アワセでグニーン!
乗せましたよ。

多分ラストになるだろう重みを感じつつ巻き揚げて水面で型を確認、そのまま抜きあげる。


(嬉しいサイズを追加。)

600gくらいかな、のをゲット。

朝一の1.8キロには遠く及ばないものの、本日No.2のサイズが獲れて満足だ。

これで沖あがり。


(沖あがり。)

結果は5杯。

「八手」のお陰か、マダコ釣りで初めて根掛かりとエギのロストがゼロでしたよ。

右舷に乗ってた花王迷人劇場さんに聞くところによると、船中キロオーバーは自分だけだったそうだ。
それはラッキーだった。

大ダコも獲れたんで、仕入れとしては満足な結果かな。
これで年末までのマダコは確保された。

あとは天然マダコを美味しく味わいましょう。


・マダコ : 5
船中:1~8
小潮


🐙

【釣】釣行前記 (2021/07/31 野毛屋)

2021-08-11 06:41:00 | 釣り
7月23日(金)の野毛屋さんへリレー釣行の際、翌週の予約をして来ました。

2週連続釣行のターゲットはマダコ。

前回釣果の残り8杯が冷凍庫にあるものの、正月までのストックを確保しておきたい。


(これね。)

タコ刺し、タコ飯、タコ焼き、と柔らかで旨味が濃い東京湾産の天然モノは、いくらあってもウェルカムですよ。
お裾分けしても喜ばれるしね。

リレー釣行前にアジの仕掛けを買いに行ったキャスティングでタコエギの半額セールをやってて、吸い寄せられて釣られちゃって4本を購入。

これは、シーズンラスト釣行になるだろうマダコの仕入れに行け!との釣りの女神さまの思し召しと前向きに捉えて、早速予約をしたのですよ。
2週連続はかみさんには難色を示されましたがね。

ひと潮ごとに大きくなるだろうから、前回よりも型が良いマダコを狙って仕入れに行ってきます。


🐙

【食】トラフグの刺身

2021-08-09 05:35:00 | 釣魚料理
野毛屋さんでのリレーで獲った今年2匹目のトラフグ。

30cmクラスだったものの、小型の方が美味しい刺身が楽しみだ。


(こいつね。)

9日間熟成させていただきますよ。

家族全員が揃うタイミングを計ってたら大分寝かせちゃいましたね。


(ツヤツヤ。)

トラフグはショウサイフグに比べて、身のキメが細かくて水分量が少ない。

旨味はショウサイの方が上だけど、バランスの良さでトラが勝るかな。

家族皆、箸を進める勢いが違うよ。


(やっぱ旨いね。)

久し振りのフグ刺は旨いな。

釣果で一喜一憂しても、家庭でこれを味わえる幸せは釣りの大きな魅力だね。

幸せをもたらす父に感謝してくれぃ。


🐡

【食】アジとフグのフライ・マルイカとアジの刺身・なめろう

2021-08-06 06:55:00 | 釣魚料理
野毛屋さんでのリレー釣行は、炎天下で炙られながらアジ・フグともに貧果だったものの、それなりのお土産を確保できた。

釣行当日は猛暑に体力を絞り取られてヘロヘロのところ、マルイカとアジ2匹分を刺身に下ろして新鮮トレトレを味わう。


(釣果相盛り。)

アジはコリッの食感に、脂が乗っても爽やか。
旬の釣りたて金アジはやっぱり旨いなー。
これを食べたかったのよ。

マルイカは柔らかで口内に甘味が広がる。
ゲストだから1杯のみだけど、もっと味わいたいな。
今後マルイカ釣りにも手を出すべきか。


(贅沢フライですよ。)

翌日はアジとショウサイとサバフグをフライに仕立てる。

アジフライは釣りに行く目的だから必ず仕立てますよ。
ふっくらホクホク青魚臭なし、絶品堪らんアジフライ。

これよ、これ。
家族皆で唸る。

フグの方もホクホクで旨味たっぷりの白身魚のフライだ。
タルタルソースが良く合うよ。

水分が多いサバフグは、前日から塩して締めておいたから、ショウサイと遜色なくなって食味で区別が付かない。
サバフグやるじゃん。

家庭で食べるフライでこのセットは最強だろうな。


(サクサク。)

アジの中骨とカマは素揚げして残さずいただきます。

ビールが進むね。


(これも定番。)

更に翌日はなめろうを仕立てる。
毎度のお決まりだけど、旨いからOK。

「旨っ!」

なめろう好きの長男はがっつりオンザライスで唸る。
新鮮な金アジで仕立てると堪りませんよ。

庶民派アジの偉大さを噛み締めるね。

どれも炎天下で炙られる価値がありました。


🐡

【釣】炙られつつも3種のフグで目標のお茶を濁す (2021/07/23 午前アジ・午後フグ 野毛屋)

2021-08-04 05:37:00 | 釣り
野毛屋さんでの午前アジは渋い釣果に終わり、熱暑で炙られて体力を削られる。

午後船までは風が抜ける桟橋の日陰で涼みながら昼食をとって、気力・体力の回復に努めますよ。

俊船長は炎天下で独り、船の掃除中。
通しで1回で済まさずに、午前・午後の都度丁寧に掃除するのは大変だろうに。

中には前日のゴミやハリなどが落ちてる船も見掛ける中、野毛屋さんはどの船も隅々まで掃除が行き届いていて、乗る側としても気持ちが良い。


(俊船長頑張り中。)

清掃を終えて午後船のお客を乗せ、12:30に出船。

日陰で休んでHPが回復し、午後は上げ潮だから大艫は有利だぞ、と改めて気合いを入れる。
アジが予定数の半分だったから、フグは目標の5匹は獲りたいな。


(潮はこんな感じ。)

左舷は6名だったかな。
お隣は小学生の親子連れ。
フグ釣りは難易度が高いけど、暑い中お子さんが釣りに付き合ってくれるのは羨ましいですね。


(2度目の出船。)

気持ち良く風に吹かれて大貫沖に到着し、釣り開始。


(大貫沖で釣り開始。)

潮は後方右舷寄りに流れてる。
釣り座選びは大艫でも右舷側が正解だったか。

前方にキャストすると、フォール中に引っ張られるようなアタリが出てビックリアワセするも掛からず。
慌てて仕掛けを回収すると、エサは無事だ。

何だったの?
と、もう一度同じポイントを狙ってキャストすると、着底と同時にアタリが出る。
今度はアワセ一発で掛けた!

ゴリ巻きして抜き上げると、


(嬉しいゲスト。)

良型のマルイカ。

下ろしたての甘くて柔らかな刺身は堪らんですよ。
美味しくいただきます。

嬉しいお土産から始まったものの、肝心のフグのアタリは遠い。


(1匹目。)

あちこち探って、やっと出たアタリを捉えてショウサイフグの型を見た。

でも、群れでいないから、しぶとく粘って我慢の釣りになる予感。

ジリジリと強烈な日差しに炙られる上に時々風が止むんで、回復したはずのHPがみるみる目減りする。

首から携帯扇風機をぶら下げて常時強風にして何とか凌ぐものの、集中力も落ちてくる。


(持ってて良かった。)

ヤバい暑さに自分でも漫然と釣ってるな、と自覚があるもののダメですな。

2Lのスポーツドリンクを氷を入れた水筒に移してゴクゴク飲み干す端から、汗としてダラダラ出ていく。

まるでサウナみたいだなー。
このまま水風呂に入ったら気持ち良いだろうなー。

空想しながら漫然と誘ってると、アタリが出てショウサイを追釣。


(絵に描いたような夏空ね。)

その後、サバフグ2匹を掛けて、釣果が寂しくなりそうなんでキープ。
今年は例年に比べてサバフグの数が少ない気がするな。

あがり時間が近づく中、掛けたものの巻き揚げ中にハリス切れでバラす。

サバフグかー、と思いつつカットウを付け替えて打ち返すと、直ぐさまアタリが出る。

がっつくような明確なアタリはサバフグだなと、次に出たアタリで掛けて抜き揚げると、


(今年2匹目のトラ。)

嬉しいトラフグでした。

ハイブリッドじゃあるまいか?と、ちゃんとトゲがあるか、模様はおかしくないか、チェックして間違いなくトラであることを確認する。
今年のトラ狩りで1匹がハイブリッドだったんでね。

トラでは小型な30cmクラスなものの、刺身が楽しみなサイズだ。


(沖あがり。)

その後はアタリもないまま終了。

結果は3匹。
サバフグを含むフグ括りでは5匹で、大目に見て目標達成と言えるかな。
炙られながら頑張ったから良しとしましょう。

炎天下のレジャーは水分と塩分補給に気を付けねば危険ですよ。

帰ったらヘロヘロでした。


・ショウサイフグ : 2
・トラフグ : 1
・サバフグ : 2
・マルイカ : 1
・エソ : 1(リリース)
船中:0~7
中潮


🐡