
ゴールデンウィークに銀影競技の支払いにキャスティング溝の口店に行った帰り、Sさんをご自宅に送った時に冷凍された魚の半身をいただいた。

(これよ。)

(凄いぞ。)


(着けた醤油に脂浮く。)

(テカテカよ。)

(身の下に脂溜まりができたよ。)

(これよ。)
それは、ベニアコウ。
メヌケとも呼ばれる深海魚で、釣りで狙う最も深場の魚とされる。
身に脂が混在、白濁していてトロットロだとか。
食べたことがないから情報としてしか知らない。
釣魚としては幻と言われるそうだ。
そのベニアコウをいただいちゃいました。
Sさんはマグロやノドグロ、ベニアコウの高級魚から鮎まで幅広く釣られる。
自宅にはマイナス60℃の冷凍庫が何機もあり、高級魚の冷凍ストックも山ほどあるそうだ。
本マグロといい、ベニアコウといい、お裾分けできるほど釣れるのだからSさんは持ってらっしゃる。
ありがたくいただきますよ。

(凄いぞ。)
ベニアコウの炙り刺身。
皮目が旨いそうなので刺身に引いてから炙る。
過去に例がないくらい刺身包丁に脂がねっとり纏わり着いたよ。
皮を炙るとパチパチと爆ぜる音とともに透明な脂が湧き出てくる。
これは凄いぞ。

(寄りで。)
食卓に着いた家族に幻の魚であるゆえんをレクチャーし、先般のマグロに加えて幻の高級魚をいただける有難味を強調する。
これもインストラクター活動の賜物よ。
感謝しなさいよ。
自分で釣った訳ではないけどね。

(着けた醤油に脂浮く。)
一切れを口に運ぶと、ねっとりした白身から旨味と共に湧き出る脂。
ギトギトとしつこくないサラリとしているのにコクもある、良質な脂だ。
これは凄い。

(テカテカよ。)
ベニアコウの塩焼き。
火を入れた実力も知りたくて焼きにもしてみる。
旨味が更に活性化して口の中でホロッとほぐれる。
これはノドグロの上を行く旨さだ。
皮目が堪らんね。

(身の下に脂溜まりができたよ。)
大物や深海物に興味が薄いから多分この先自分では釣ることはないだろう。
本マグロに続いてベニアコウを味わえるなんて、持つべきはインストラクター仲間ですな。
Sさんに感謝です。
今度は鍋で食べたいな。
🐟
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