『小出力アンプは何ワット必要? vol.2』の続きです。
小出力アンプを製作するための前段階として小出力アンプの嘘・本当を検証し、
小出力アンプは本当は何ワット必要?かを考えてみたいと思います。
条件は、
(1)スピーカーとリスナーとの距離は2m
(2)人の話し声くらいの音量で音楽を再生する
(B)大型スピーカー その1 JBL社4344
次に1980年代に流行したJBL社の4344で計算してみましょう。
JBL 4344の能率は93dB/mです。
前回同様の条件ですのでスピーカーのすぐ前の場所で発生する音圧は72dB必要です。
72dB-93dB=-21dB=1/11.2=0.09
アンプの出力は0.09w必要です。
音楽のピーク値を10倍考慮しても
0.09×10=0.9w
なんとJBL 4344は1W以下のアンプでもOKということになります!
前回計算した小型スピーカーJBL A120
は2w必要でしたので
『小型スピーカーは小出力アンプでOK、大型スピーカーは大出力アンプが必要』
という説は怪しくなってきました。
そもそも、大型スピーカーには大出力アンプが必要というのは
見た目だけのお話で、電気的な事象をまったく考慮していません。
よくよく考えれば、小さなスピーカーよりも大きなスピーカーの方が
たくさんの空気を動かすことができるのですから
音圧も高くなって当然です。
この説の背景には、
大型スピーカー=高価。大出力アンプ=高価。
高価なスピーカーには高価なアンプを組み合わせて売りましょう!という
オーディオ業界のおとなの事情が見え隠れします・・・次回に続きます。
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