ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

小出力アンプは何ワット必要? vol.3

2019-02-21 | スピーカー

『小出力アンプは何ワット必要? vol.2』の続きです。

小出力アンプを製作するための前段階として小出力アンプの嘘・本当を検証し、

小出力アンプは本当は何ワット必要?かを考えてみたいと思います。

条件は、

(1)スピーカーとリスナーとの距離は2m

(2)人の話し声くらいの音量で音楽を再生する   



(B)大型スピーカー その1 JBL社4344

次に1980年代に流行したJBL社の4344で計算してみましょう。



JBL 4344の能率は93dB/mです。

前回同様の条件ですのでスピーカーのすぐ前の場所で発生する音圧は72dB必要です。

72dB-93dB=-21dB=1/11.2=0.09

アンプの出力は0.09w必要です。

音楽のピーク値を10倍考慮しても

0.09×10=0.9w

なんとJBL 4344は1W以下のアンプでもOKということになります!

前回計算した小型スピーカーJBL A120



は2w必要でしたので

『小型スピーカーは小出力アンプでOK、大型スピーカーは大出力アンプが必要』

という説は怪しくなってきました。

そもそも、大型スピーカーには大出力アンプが必要というのは

見た目だけのお話で、電気的な事象をまったく考慮していません。

よくよく考えれば、小さなスピーカーよりも大きなスピーカーの方が

たくさんの空気を動かすことができるのですから

音圧も高くなって当然です。

この説の背景には、

大型スピーカー=高価。大出力アンプ=高価。

高価なスピーカーには高価なアンプを組み合わせて売りましょう!という

オーディオ業界のおとなの事情が見え隠れします・・・次回に続きます。






詳細は後日このブログで!



≪英国 CELESTION社 フルレンジユニット 値下げ≫



¥2980(税込)限定100ケ

イギリス・CELESTION社のネオジウムマグネットを使用した

スピーカーユニットAN3510を値下げしました。

直径88mm。 周波数特性は98Hz~18.5KHzと非常に広帯域です。

あと30ケになりました!

詳細はこちら 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする