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『スピーカー&CDセット』に無料で真空管バッファを追加・・・vol.4

2017-06-23 | スピーカー

「『スピーカー&CDセット』に無料で真空管バッファを追加・・・vol.3」の続きです。

真空管が半導体に比べて優れている点が

微小な音楽信号を増幅できることだとすると

ひとつの疑問が。

CDは16bitの信号ですが、微小な信号の再現性に問題があるとされ

DVDでは24bitとなり音質の向上が図られました。

つまりCDは微小信号が欠落してしまっていると考えられているわけですが

そんな微小信号が欠落しているCDに真空管バッファを使用して

音質が向上するのはなぜでしょう?

半導体回路は歪率を過剰に気にするあまり

プッシュプルが全盛で、シングル回路はまれです。

対して、真空管回路ではシングルが多く、

出力段がプッシュプルであっても初段はシングルというアンプが多いようです。

これは昔真空管が高価で沢山使えなかったため

プッシュプルに出来なかったというのが理由なのですが

シングル回路が真空管特有の音を作り出しているという説も・・・あります。

この説でなんとなく気に入らないのは

歪が多いのに『音が良い』という点です。

音が良く聴こえる歪もないことはないとは思いますが

科学的に・・・しっくりきません。

次のように考えてはどうでしょうか。

プッシュプル回路とシングル回路では部品点数が異なります。

シングル回路はとても少ない部品で回路を構成することができます。

メーカーの人間はすぐコストを気にするのですが

同じコストなら

部品点数の少ないシングル回路は部品単価を上げることができ

部品点数が少なければ部品が発生するノイズも少ないと考えられます。

この点は重要です。

多くのオーディオメーカーは限られたコストの中で歪率が低い製品を作るために

安価な部品をたくさん使いそれを実現してきました。

お客様が求めるのは『歪率が低い製品』ではなく『音質が良い製品』なのですが

オーディオ誌ではスペックだけを比較されるため

音質は悪くても良いから、スペックの高い製品を作らなければならなかった

日本のオーディオメーカーの姿勢が

『歪率が低い』と『音質が良い』を必要十分条件とさせたのかもしれません。

次回に続きます。




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先着10名様です。

6SN7真空管バッファを追加しても価格は変わらず76800円(税別)です。

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お問い合わせは eigyou@musika.jp までメールいただくか

0584-51-6232 (株式会社ムジカコーポレーション)までお電話ください。


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