試聴室に新しいスピーカーがやってきました!
英・モニターオーディオ BRONZE 1です。

ムジカではドイツ・クアドラル社のスピーカーをリファレンスとしてきましたが
クアドラルは高級スピーカーが得意なメーカーで
一番小型のロジウム200でも98000円(税別・ペア)。
今回テストしたモニターオーディオ BRONZE 1は44000円(税別・ペア)です。
仕様は以下の通りです。
英・モニターオーディオ BRONZE 1仕様
形式:2ウェイ・バスレフ
ユニット:140 mmウーハー 25 mmドームツイーター
クロスオーバー周波数 3.2 kHz
インピーダンス 8Ω
能率:87dB
周波数特性:55Hz~30KHz
寸法:高260 x 幅165 x 奥行180 mm
重量:3.86 kg
特性だけを見ると一般的なブックシェルフスピーカーですが・・・
ここで注目したいのは14cmのウーハーであるにもかかわらず
能率が87dBと低いということです。
こういったウーハーはコーン紙が丈夫で重量があり超低域の再生が得意です。
反面、パワーアンプに大きなドライブ能力が必要でありアンプを選びます。
ところが、周波数特性を見ると55Hz~30KHzとなっており
意外と低域が延びていません。
なぜでしょう??
同様のウーハーを使用した上級モデルBRONZE 5を見ると
37Hz~30KHzとなっています。
つまり、
BRONZE 1のウーハーは37Hzまでの再生能力があるにもかかわらず
バスレフポートの設定を55Hzとし
実用域での音圧低下を避けている設計だと思われます。
ところで、BRONZE 1にはバスレフポートを塞ぐためのスポンジが付属しています。

このスポンジでポートに負荷をかけると、密閉型に近い特性になります。
すると最低周波数が下がり、37Hzに近づいていきます。
ただし、超低域の音圧は低下しますのでトーンコントロール等で低域を増強しなければなりません。
初心者からマニアまでナカナカ遊ぶことができそうなモデルです。
次に高域ですが・・・次回に続きます。
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