goo blog サービス終了のお知らせ 

ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

アナログ祭り!! vol.12 MCカートリッジにおける大人の事情・・・

2016-06-12 | イベント
『アナログ祭り!! vol.11』の続きです。

そこでムジカでは6月は1ヶ月間にわたって『アナログ祭り』を行います。

フォノアンプの特別価格での販売やスペシャル・カスタマイズ、

レコードのプレゼント等を行っていきます。

ブログではアナログ再生のノウハウを取り上げていきたいと思います。

昨日はMMカートリッジのインピーダンスについて書きました。

今日はカートリッジのMCインピーダンスについてです。

MMカートリッジはムービングマグネットの略で感知レバーの先には磁石がついています。

この磁石の振動がその外側にあるコイルに電流を発生させ音楽信号となります。

MCカートリッジはムービングコイルの略で感知レバーの先にはコイルがついています。

感知レバーが重くなるとレコードの溝への追従性が悪くなりますので

コイルは出来る限り軽く作りたいものです。

そのためにはコイルの巻数は少なくするのが有効。

そうなるとインピーダンスは低くなっていきます。

つまりインピーダンスが低いMCカートリッジほど高音質といえるかもしれません。

反面、コイルの巻数が少ないと出力電圧は低くなります。

この兼ね合いが大切です。

ですから、MCカートリッジのインピーダンスは2~100オームと広範囲です。

嘗てMCカートリッジにはカートリッジメーカーが発売する専用のMC昇圧トランスが準備されていました。

このような未確定なインピーダンスの昇圧トランスをアンプメーカーに任せて置けないという

カートリッジメーカーの苦肉の策だったのでしょう。

現代では半導体によるハイゲインアンプで低雑音での増幅が可能となりました。

ハイゲインアンプはトランスと違って

インピーダンスに神経質になる必要はありません。

最近ではMC昇圧トランスはすっかり影を潜めてすっかりハイゲインアンプになり

使いやすくなったMCカートリッジは大いに普及しました。

『なぜ最近高音質カートリッジとして、MCカートリッジが人気なのか?』との問いに

『MCカートリッジは繊細で歪感の少ない音だから』という回答は大正解ではありません。

中正解くらいでしょうか。

『メーカーとメディアの大人の事情のため』が大正解です・・・。

次回に続きます。


インスタグラムはじめました。

今日は鳥居の写真をアップしました。



ここをクリックするとアプリがなくても閲覧できます。

ぜひご覧ください。


今年も当社の水路でのホタルですが、かなり増えてきました。

昨晩は20匹ほどが飛んでいました。




お知らせです。

アナログ祭り第一弾としてYahoo!!ショッピングでフォノアンプの特別価格による販売をしています。

アウトレットモールも含めてチェックしてみてください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする