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ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

アナログ祭り!! vol.6 金メッキが良いのは見た目だけ・・・

2016-06-06 | イベント
『アナログ祭り!! vol.5』の続きです。

そこでムジカでは6月は1ヶ月間にわたって『アナログ祭り』を行います。

フォノアンプの特別価格での販売やスペシャル・カスタマイズ、

レコードのプレゼント等を行っていきます。

ブログではアナログ再生のノウハウを取り上げていきたいと思います。

昨日はデジタルエンジニアが既成概念なく設計したアナログプレーヤーの魅力について書きました。

次に、RCAジャックのメッキについてお話したいと思います。

RCAジャックのメッキには、ニッケル、金、ロジウム、メッキなし等があります。

それぞれにメリット、デメリットがあります。

ニッケルはメッキの基本です。金メッキも下地にはニッケルメッキが施されています。

酸化にもほどほど強く、価格も安いのでまずはお勧めのメッキです。

金メッキの唯一のメリットは『見た目』だけです。

金メッキは非磁性体という人がいますが、多くの金メッキには下地としてニッケルメッキが使用されています。

仏壇の金具のように『触らない前提の部分』には下地に銀メッキを使うこともありますが

銀メッキは弱いので、RCAジャックの抜き差しでメッキがとれる可能性があります。

また、金はとても柔らかい金属なのでジャックとの接触部分は大きなキズとなります。

一度挿したら2度と抜かないようなRCAジャックには良いですが、一般のオーディオ機器にはお勧めしません。

そのため当社では現在は金メッキは使用していません。



ロジウムメッキは強度もあり、経年変化も少ない最も優秀なメッキです。

デメリットはその価格。当社ではカスタマイズで使用しています。

メッキなしの生地ですが、多くの場合真鍮が使われていますので。

真鍮の生地は最初はよいのですが、

数年すると酸化し、接触不良がおこります。

半年ごとに接点洗浄剤で磨くという方も見えましたが、

RCAジャックの場合本当にクリーニングしたいのは真ん中の穴の中なのです・・・。

これらを総合的に判断すると、

一般的にはニッケルメッキ、

特にハイクオリティを要求する場合はロジウムメッキということになります。

次回に続きます。


トップの画像は、近くの藤古川です。

インスタグラムにも投稿しています)

アプリがなくても閲覧できます。


お知らせです。

アナログ祭り第一弾としてYahoo!!ショッピングでフォノアンプの特別価格による販売をしています。

アウトレットモールも含めてチェックしてみてください!
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