夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

曖昧

2019-12-26 09:00:14 | 議員報告
雪が降らないので困っちゃいましたね。
年明けに行われる中体連、ジャンプとコンバインド(複合)は中止になったようです。
クロスカントリースキーは1月9日から札幌・白幡山競技場で行う予定でしたが会場変更の可能性も充分考えられる状態だそうです。
地元という面では、ちょっとやな風ですね。


年末の忙しいこの時期ですが、この後は村民向けの議会報告。興味のある方はお読みください。
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議会、本年度第四回目の定例会が終わりました。
僕としては二回目の定例会。色々とやり残したことはありますが、今後どのようにやるべきなのか道筋も見えた定例会になったような気がします。

先ずもって僕が抱いたイメージは・・・・・『保守』だな。
―――――――――「これを、ぶっ潰す!!!」なんて、どこかの議員のようなことを言うつもりはありませんが、なかなか複雑でシリヤスな問題です。

以前どこかで書いたと思いますが、スマホが普及し、物事を上手くごまかすことができなくなった。
つまり、曖昧なことを言うとググればいい(検索すればいい)わけです。
はっきりしないことや、不可思議なことは、情報としては役に立たない。でも、議会は電子機器の持ち込み禁止。ICレコーダーすら持ち込めない。
パソコンやスマホを持ち込んじゃいけない理由。色んな理由があろうかと思いますが一番はなんだと思います?

「使える人と、使えない人に差ができるから、、、、」ですよ。

情報が民主化され、老人も子供も、地方も中央も平等に情報を得る権利があり(子供は一部というべきかもしれません)、
世の中のスピードがこれだけ早くなっているのに田舎の政治は最適化できないでいる。
確かに理想論は持ち続けるべきかもしれない。昔のように情報が遅い時代なら理想論にぶら下がっていても火傷はしなかった。
今は違う。これほど世界が変化し、情報が早い、その度にシステムを理想化するんじゃなくて最適化していかないと崩れてしまう。
そう思うのですが、、、、。



介護三事業の問題も方向性が示されました。
特別委員会としては、『先ずは村が直営で運営し、徐々に村がサポートしながら赤井川村社会福祉協議会(以後社協)に業務委託する』(要約)
という報告がなされました。

ただ、これも曖昧な報告だったと感じています。
自治体側が、この報告書をどのように判断し、事業化していくのか・・・?

でも、僕の理解では、先ずは居宅サービスを社協に委託し、社協側の意向を確認しながら三事業を協議していこうという内容だったし、デイサービスは外部委託ではできないはず。
さらに、自治体の判断、社協の意向、この二つを確認しないで、委員会報告(ほとんど要望ですよね)になったのには、本当にビックリした。
そもそも社協に任せられないというところから話がこんがらがったのに、、、、本当に大丈夫か!?

特別委員会のルールとして、道筋を示す必要があり、議会の協議としては一応決着した形になりました。
(終わりが見えなかったので一安心という思いもあります)
でも、結論が出たわけではありません。どのように村がバランスをとるか・・・?
難しい采配になりそうですがスピード感のある進展を期待します。

それにしても曖昧なデーターに惑わされすぎ!
サービスの内容を語らず予算の額を計ることはできないだろう。
「ちゃんと説明してくれないとわからんし、反論するところは反論しないと、、、」。
せめてパソコンを持ち込んで、ちゃんとした明らかなデーターを見せてくれ!
参考人招致や所管事務調査という方法もある。
包括を含め介護の4事業はきっちりした情報、明確なデータを示してもらいたい。
曖昧にするから問題がややこしくなる。――――――「頼むよ。ホントに、、、」

さて、住民にどのように説明したらいいでしょうか・・・?
住民の意見として、社協に業務委託することを支持する人が多いと聞いています。
願ったり叶ったり?????
でも、本気でやる覚悟があるかなぁ?
僕は現在の社協には荷が重いと思いますよ。
協議会として多くの荷物を背負いこむ覚悟。かなりのエネルギーが必要です。
実務者と責任者のバランスが悪いだろ。つまり、それも上手くいかない原因じゃないか?



『スカッと解決』とは行きませんでしたが、間違いなくお伝えできることは
新人議員として最初の議題がこの介護三事業の指定管理の問題でよかったということ。
色々と勉強できたし、この問題だったから見えた議会の姿も一杯ありました。
赤井川議会は、自治体の『追認機関』ではない。ただ、僕も含めてまだまだ勉強しないとね。
一般質問でも一番言いたかった「議員なんて誰がやっても同じって時代は終わり、議会の持てる力が住民生活に大きく影響する」
そういう思いを決すれば、本当の意味で魅力のある村になるはずです。

「先ず、議会にパソコンかタブレットは持ち込めるようにしてよ」
登別市議会はPC、小樽はタブレット。あたり前になると思うけどな・・・。
データ化の件もそうだけど、曖昧な情報を許さない為には村側から提案すべきことだと思うけど、、、。

まぁ、最初からうまくいくなんて思っていないので、まだまだ頑張らないとね。

令和元年も残り6日。皆さん慌ただしくされていることと思います。
明日はブログにて僕が提示した一般質問の内容を報告します。もし宜しければお付き合いください。



ということで最後は先日小樽の龍宮神社で頂いた有難い御朱印をご紹介して終わります。
素敵な一日をお過ごしください。