夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

一般質問(人事について)

2019-12-27 08:49:53 | 議員報告


ドカンと雪が降ってくれると落ち着くのですが今朝もダメ。
中体連、クロスカントリースキーの会場は31日の雪の状態を見て判断するそうですが――――――「降って欲しいなぁ~」
色んな予定や行事が狂っちゃいます。



12月19日、議会初日。一般質問が行われました。
質問内容は以下に添付します。ただ、本当に伝えようと思ってたのは一番最後の再々質問で書いた内容。
その為には、避けてはいけないこと(言いたくないこと・不可思議なルール?)を、あえてギリギリのラインまで踏み込む必要がありました。
少なくとも僕の頭の中では、そう理解したのです。・・・・・「だから動揺していた」
それなのに、朝、控室に行くと一般質問の時間は早くなっちゃうし、小6の教え子達が傍聴に来るしで、
ひた隠していた動揺がさらに煽られ、正直、再質問は頭の回転が鈍かった。
錆びついた頭をギシギシ動かそうとすればするだけ周りが見えなくなる。
「よく言われる、頭の中が真っ白になるってこの事ですかね?あまり経験したことがないのですが・・・?」
特に再質問に対する馬場村長の回答はあまり覚えていない。本当にだらしない一般質問だったと思います。

一般質問のあと、ある議員から「連さんやばかった。もう少し突っ込んでたら懲罰ものだったよ」と言われました。
それも、充分考えた上で選んだ言葉です。

議会のルール上、一般質問(最初の質問)は議長の許可が必要。――――――「ご存知でしたでしょうか?」
更に再質問は、最初の質問に沿った内容でなければいけないというルールもあるのです。
ルール上、ギリギリの選択でした。だから、もっと再質問を上手くやりたかったのですが、、、、。
残念で、情けなくって、落ち込みましたが、、、、立ち直りました(笑)

それでは質問。宜しければお読みください。
注釈1:再質問以降は発言を助けるための資料になります。
注釈2:馬場村長の回答は広報2月号を待って紹介する予定です。

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質問

馬場村政誕生から半年が経ちました。四年の任期の8分の1が過ぎた事になりますが、順風な船出となったでしょうか?村長自身の見解をお伺いしたいところでもありますが、職員の顔つきや立ち振る舞いを見る限り、大きなうねりに立ち向かう強い心構えや迅速な行動を感じ、頼もしく見ている次第です。

そこで、行政の舵取り役としては最も重要な人事についてお尋ねします。

人材は宝とも言われる通り、人を効率良く動かす事の重要性は言うまでもありません。特に、馬場村長が掲げた「稼ぐ村 」を実現する為には、いかに効率良く人材を活かすか?と云うことが不可欠です。ただ、残念な事に過去を見てみると温情的な配慮とも思える事例も多々あったように感じています。人間関係や好き嫌い、ましてやコネで人事を決めていくと、そういう姿勢は組織に必ず伝わります。人がもっとも嫌がる情実人事が、今後もあるようなら残念な判断だと言わざる得ません。そこで、村長の采配について具体的に三つ質問します。

先ず一点目は、限られた人材の中で、能力開発を目指す育成方針があればお伝えください。
次に、頑張った人が正当な評価を得られないぐらい、仕事のやる気を削がれるものはありません。最近はトップ企業の傾向も相対評価から絶対評価に移りつつあるとも言われますが、どちらにしても実績評価を点数化する必要性はあるのではないかと感じております。点数化するレイティングか?点数化しないノーレイティングか?それとも何か独自な人事評定方法が有るのか?お尋ねします。
最後に、地方自治体が得意と言われる『密室人事』が現在も行われているのかも重ねてお答えください。


再質問(これは再質問予定として持込んだ資料の書き写し)

・選挙中、一般質問ができる機会があったら最初に聞こうと思っていたこと。
・評価の仕方、一番大切な客観的な評価ができているか?
<<<立命館大学の講師であり、人財ソリューションアドバイザーでもある南和気先生の『人事こそ最強の経営戦略』というベストセラーのビジネス本>>>
・結果人事から計画人事
・主観人事から客観的人事
・密室人事から透明人事の三つです。
人事評価において最も必要な『客観的な人事』という面ではもう少し踏み込んで欲しい。

・密室人事という言葉はそもそも定義がなく、多分、マスコミが作り出した造語
・住民が外から見ていて「どうもこの人事おかしくないか?」というものを密室人事だとするなら選挙運動中も何人かの住民から「役場人事」について多くの疑問の声を聞きました。

必ず読む:毎月の給料が余るほどある人なら気にもならないのでしょうけど、朝から晩まで畑と向き合い、冬に年間の所得を計算してみると、生活も厳しい家計の現状を知った農家が、同じ時期に赤井川村の職員の給料表などを公報で見ると少し突っ込みたいという気持ちもわからんわけではないのです。過去にもあったということで特定の人物を指摘するつもりはありませんが、退職届を出した職員が有給を消化するという目的だけでポジションを与え、給料やボーナスまで受け取る事例。当然の公務員の権限としてルール違反ではないのかもしれませんが、一般企業の考えるボーナスの意味合いからは納得はできないのではないでしょうか?有給や目の前にあるボーナス、それを受け取らず辞めていく職員もいたはずです。幼児や老人のお世話をする現場で、給料も一般職員より少なく、ボーナスもなく一生懸命頑張っている職員がいることも事実。もちろん、田舎には田舎のルールがあり、それが、人の温かさや、つながりを深くしているのは、僕もこの村の良い部分だと思いますが、時代が少し一歩先に進み、赤井川村の職員の若返りを考えると、手綱を締める必要を感じます)

・人間関係を重視しすぎると評価にブレがおきる。
・信頼関係の根底には仕事の実績を重んじることが必要。
・人事権を持っているのは村長。

必ず読む:近年は職員の仕事の量も増え、職員の数に見合った量ではないとも聞いています。当然、財政難もあるでしょうから人を増やすのにも限界がある。先ほどから言うように頑張った職員を客観的に評価し、昇給や降格に反映する明確なルール作りの必要性を感じますが、村長はどのようにお考えか、お聞かせ願えますか?)

再々質問(これは再々質問予定として持ち込んだ資料の書き写し)
・大阪市では相対評価による人事判定が職員のやる気を起こし財政改善に大きな貢献。
・ラグビーワールドカップで活躍した日本の監督であるジミー・ジョセフ氏は1on1ミーティングを活用し絶対評価で選手を育てた。

必ず読む:今後、この村がもっと住みやすく魅力的な村に育っていくためにも個々のスキルアップが求められることはまちがいないでしょう。当然、それは議会も同じで、議員なんて誰がやっても一緒という時代はとっくに過ぎ去り、今は議会の持てる力が住民生活に大きく影響すると感じています。議員もスキルアップを目指す為に議会の活性化特別委員会を設立し、先ずは広報の充実を計る為の研究チームが動き出しました。是非、役場の職員の個々の人材活用にもご尽力をお願いして一般質問を終了します)

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最初の一般質問は読んだだけなので本文の通り。再質問以降は、ちゃんと言えたか自信はありません。概ねお伝えることが出来たと思っています。

過去のことを「どうのこうの」言うつもりはありません。今後、人事について真剣にリーダーが考えないといけないと啓発したつもりで、馬場村長からも概ね予想通りの回答が得られた思っています(多分・・・笑)。
橋下徹がやったような職員基本条例が赤井川村の身の丈に合うかどうかは分かりませんが、僕の経験上、リーダーの采配一つで、人は、、、特に男子は2倍以上の価値を上げることができること知っています。ただ、能力的に管理できる部下の数も限られています。だから、人を活かすにしても、育てるにしても、プランや約束事は本当に重要なファクターです。

是非、役場職員の活躍に期待したいと思います。

次は3月。一応、在職中に取り上げたい課題は一杯用意しているので、次も頑張ります!
最後まで読んで頂きありがとうございました。一般質問や村への要望など個人的に伝えたいことがありましたら、是非遠慮なく言ってくださいね。必要ならお伺いします!



さて、毎朝の日課(雪かき)もあっという間に終わりました。
ブログを更新したら公園に行ってクロカンコースを作って、子供たちと一緒に遊んで来ます。
午後は年賀状!皆様は終わりましたか?お正月の準備も進んでいますか?
雅な時間をゆっくり過ごすためにももう少し頑張りましょう!

それでは!行ってきます。