楽しく愉快な人生を

ー いつも模索しながら ー

和色でしか表せない朱色に逢って

2014年11月24日 | 日記

24日(月・振替休日)も暑いばかりの好天でした。お昼以後はコートなしだけでなく、ブレザーだけでも汗ばんだくらいでした。

近くの小さな公園の片隅で、カエデの紅葉が鮮やかでした。他の紅葉とはまた違います。この鮮やかな色は単純な朱でもなく、どう表すか、私も少々考えました。子どもで学校時代からこういう色を赤色とだけで習ってきました。多少成長してから「和色」があることを知りました。和色で代表的な、深紅(しんく) → 真っ赤、紺碧(こんぺき) → 黒みのある藍青、萌黄(もえぎ) → きれいな黄緑 等が思い出されます。日本の着物や織物など伝統的に使われる色の名前(伝統色・和名)だといいます。いつの時代からこれらができたのか、日本独特の、豊かな自然環境や微妙な美意識から出たもので、平安朝くらいからなのでしょうか。和色でこの小さな公園にあるカエデの色を表すとすると、まあ和色分類表を見てみると「猩々緋」(しょうじょうひ)の色が近いのかな、と思いました。私の勝手な分類です。でも猩々のことは、何かの獣くらいだとしか知りません。その獣の色がこれに近い?のでしょうか。鮮やかな朱色で秋の深まり、と何とも言えない暖かさを感じました。もう少し突っ込んで和色の勉強をする気です。