楽しく愉快な人生を

ー いつも模索しながら ー

瀬戸内の過疎化の町を訪れて

2014年11月16日 | 日記

16日(日)は朝から好天でしたが、昼ごろからは急速に曇りだし、夕方には雨も心配なお天気でした。

急な親戚からの要請で、瀬戸内海にある「しまなみ海道」の中心、尾道市因島田熊町(旧 因島市田熊町)へ日帰りの日程で出かけました。こちら大阪組は男性二人です。私は故郷を訪れるのは数年前に墓参りに来て以来ですから久し振りでした。「福山」で因島行き直行バスに乗り換え、秋の色の海岸を実って濃い黄色になってきたミカンの色、青い海の色、山並みのカエデ?や桜?等の朱色など、色彩を楽しみながら約一時間のバスの旅をしました。親戚での話が終わった昼過ぎ、同じ道をバスで返ってきました。でも親戚での話で私はいくらか暗澹たる気持ちでした。この辺は、ますます産業が減り、過疎化がすすみ人口が低下、山間の田畑はほとんどが農家は老人ばかりのため、耕すこともできず荒れ放題で、病気の人には病院も少なく、また子どもが少ないので学校も併合併合などが多くなり、多少はあった商店街も閉じる所が至るところにあるという実態を知りました。どこからか移ってきたイノシシなどがどんどん増えて、あちこちで農作物被害が多いそうです。暗い気持ちでバスの窓から眺めていると、丁度しまなみ海道「生口大橋」の”四国向け自動車入り口”の横を通りました(写真)。TV等によれば、尾道 → 今治間 のしまなみ海道は最近いろいろなイヴェントもあるし、ますます自動車や自転車で通る人は多くなっているそうです。でも途中で下の町に降りてくる人は少なく通過客ばかりだそうで、その増えた人たちの経済効果はあまりないのが実態のようです。橋の下から大きなしまなみ海道の鉄橋裏を見上げて、現代的な橋の上側の状況と、その下側の過疎化が進みイノシシが突進してくるような途中の老齢化田舎町の実態は、大きなギャップがあるのだと感じました。