12日(水)はお天気がまずまずの暖かい日でした。近所の散歩にはとてもいいと思いました。明日から気温が少々下がる予測ですので、今日は歩く人が多かったです。
あるお店の日ざしに「和のこころ」というのがありました。和と言うからには古い日本の伝統を抱いた色や心や様式などが含まれると思います。この店は最近まで、ふすま、畳、等の張替の仕事をやっていたはずです。近辺が洋風の住宅が主となり、マンション等では全くお呼びでない状況と思います。この地域は今まであった畳屋やふすま屋がどんどん店仕舞してあちらこちらでなくなっているようです。一般に「和のこころ」と言えば、茶道・琴・お着物・華道など、和に関する趣味をお持ちの方全般に関するものを言います。そういうお客を対象にするはずです。これはちょっと範囲が広すぎるのではないでしょうか。このお店も茶碗とか器の類は置いてあるのでしょうが着物(和服)、琴などについては、このお店ではやれないでしょう。さらに、このお店の表示では近辺のお客対応でも、電話はphoneと表しているし、フリーダイヤルと書いてあるし、「こころ」は近くの近代型お客に合わせているように思いました。看板や日ざしのこころは和風とはいかないように思えます。ちょっと和の心をお店の名にするには、いくらなんでも幅が広すぎるのではないのでしょうか。それにしても、板間がフローリングになり、絨毯がカーペットになる等、横文字やカタカナ名を使うと、お客が着くのでしょうか。残念ながら「和のこころ」は、お客の心の和離れに思いを馳せる必要がありそうですね。さしずめ 和魂洋(才)商 で行きましょう。