14日(水)は朝方ちょっとくもりましたが、午後は晴れになりました。寒さがあり、外出には向きませんでした。
いつも通る旧農村内の住宅地を通っていました。大きめの住宅敷地の一角が囲われていてその中でパワーショベルが動いているようでした。表示されている物を読むと、この住宅を撤去して、5階建てマンションが建つのだそうです。ここは通りに面し塀があり、立派だと思ったお家でした。羨ましような「邸宅」という感じでした。一体どうなったのでしょう。
(私の勝手な想像です)。多分、このお家の所有者は昔(60年位前)小作農だったのでしょう。それが大戦後、農地改革で土地が安く手に入ったのでしょう。広い農地を得て、こじんまりしたお家に住んでいたのでしょう。ところが、突然、国の方針で千里地区は万博と国の住宅開発がやってきてこの地域は土地が急に値段が上がりました。急激な高騰でこの一帯の人は嬉しいやら驚いたことでしょう。ある本屋の販売員によると40年前当時家屋を競争で整備する家が多く、売ったお金で家を建て、豪壮な邸宅を建設したと言います。その時、販売員に書斎用に造った部屋の「本を幅1mほど、くれや!」といった有名な話が残っています。突然の土地成金でうろたえたという事です。色々な意味で書斎を整備したかったのでしょう。これが時代が変わり、次の世代に変わってきたのでしょうか。いまは次の世代がマンションに建て替えているのでしょうか。何か寂しい、世代の変わり方を感じます。このご近所はどうなのでしょう。住んでいた「金かけた大邸宅」はもうありません。