
多くの仲間、幹部のハチにクロオビまでもが倒されて、チュウは帰ってこない・・・アーロンはキレた。
アーロンパークで立っているのは、ゾロとサンジ、そしてアーロン。
2人は、ボスのアーロンが今までの魚人とは格が違うことはわかっていた。だが、それでもアーロンを倒して、ルフィを助けに海へ入らねばならないこともわかっていた。
海中からルフィの首を伸ばして、地上で空気を吸わせながら、この様子見ていたノジコは、驚愕し興奮していた。
息を吸いに海底から上がってきたゲンゾウが、ノジコに聞く。「あっちはどうだ」
その問いにノジコは「今までずっと抑えてきた、信じられない気持ちだけど・・・この戦いに希望から湧いてきたよ・・・!!」
だが、ルフィはまだ意識を取り戻さないし、ゾロとサンジはすでにボロボロの状態だ。
その頃、ココヤシ村で泣き崩れていたナミが、涙を拭いて立ち上がって、駆けだしていた。
(もう泣くだけ泣いた・・・、弱音も吐いた・・・、覚悟の決めた!!行かなきゃ、みんな戦ってるんだ!!!)
ナミが駆け付けたアーロンパークでは、ゾロとサンジがアーロンに手も足も出ずに瀕死の重傷を負って倒れていた。
アーロンが手について水を一振りしただけで、それは無数の散弾銃の威力となって二人を襲う。その肌も筋肉も他の魚人とは比較にならない程に強靭で、サメがいかに別格かを思い知らされた。
見守っていた村の人達が、アーロンの強さに再び絶望を感じ始めた時、ナミの声が響いた。
「アーロンッ!!!!」
ナミがアーロンの前に立ちはだかって「あんたを殺す・・・!!」と叫ぶも、アーロンは愉快そうに笑い飛ばした。
「お前がおれといた8年間、何度おれを殺そうとした?結果オレを殺せたか!?お前はおれから逃げられん、お前は永久に、ウチの測量士でいてもらう」

村人達は、自分達が知らないナミの8年間の戦いを知り、ナミは、僅かに持っていた希望すら虚像で、本当は8年前のあの日から、自分達
は一生奴隷として抗うことのできない事だったと突きつけられて、血の気が引いた。
アーロンは、またもナミに過酷な条件をつきつけた。
ナミがアーロン一味に戻れば、ココヤシ村の人達は殺さない、ゾロ達の仲間になれば、ココヤシ村の人達は皆殺しにする。
「ナミ・・、お前はおれの仲間か?それともこいつらの仲間か・・?」
自分の決断でココヤシ村の人達の命が助かる・・・。
だけど、ナミはルフィの脳裏にはルフィの言葉が響いていた。
自分を助ける事を「当たり前だ」と言って、自分のことのように怒ってくれたルフィを信じたいし、裏切れない・・・。
ナミは、ルフィから預かった麦藁帽をぎゅっと掴むと、意を決した。
「ごめんみんな!!! 私と一緒に、死んで!!!」

村人達は歓喜した。「よしきたァ!!!!」
そうだ、もうナミ一人に任せて耐えるだけじゃない。共に命を懸け、共に闘い、共に死ぬ!!!
村人達の決意の雄叫びに反応したように、ルフィの口から大量の水が拭きあがった。
ルフィの意識が戻った!!!あとは、足枷を外せばアイツが暴れ出す。

ゾロは体を起こして、ナミに合図をしてみせた。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます