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立ち上がったゾロは「30秒!それ以上はもたねェ」刀を口にくわえなおすと、サンジが「それで充分だ!」と海に飛び込んだ。
腹から血をぼたぼた流しながら、ゾロはアーロンを挑発する。「気にすんな、半魚野郎」
サンジを追われては、元も子もない。
サンジが向った海底では、ノジコとゲンゾウが必死でルフィの救出を図っていた。
だが、気絶していたはずのタコのハチが、海に入ったサンジを追って海に入った。
ただでさえ満身創痍のゾロでは、アーロンに太刀打ちできず、アーロンにその体を掴まれた。
アーロンはゾロの包帯を不審に思って奪い取ると、死んでいてもおかしくないほどに、体を真っ二つに斬った大傷が現れた。
雑な縫い目からは血がドクドクと流れている。
それにはさすがのアーロンも驚いた。
(なぜ、こんな体で生きてられるんだ・・・、なぜ立ってられるんだ・・・。これが死に際の男の目か!!?こいつは今、殺しておかねばならん男だ!!!)
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アーロンがゾロに最後の攻撃を向けたとき、ゾロは「へへ・・。おとなしくしてりゃ、開かねぇ傷もあったのにな・・・!!!」と笑った。
それはタコのハチの事だった。
意識を取り戻したハチは、海底のルフィ救出を妨害しようとしたが、ゾロが入れておいた傷が開き、ハチは再び血を噴出して意識を失った。
ゾロの剣に助けられたサンジは、無事ルフィの足かせの岩を蹴り破り、空中へ勢いよく飛び出すルフィを見送った。
「行ってこい、クソやろう、あのサメ野郎をブチ殺せ!!」
水中深くから凄い勢いで飛び上がったルフィの体は、宙を舞った。
それを見たゾロは、朦朧とする意識で「遅えよ、バカ・・・」とつぶやいた。
これでアーロンはルフィがぶちのめす、あとは任せておけばいい。
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だが、ゾロの予測は甘かった。
「ゾロ!!!!交替だ!!!」
空中のルフィは、腕を思いっきり伸ばしてゾロを掴むと、空中高く跳ね飛ばし、ゾロは地面に激突した。
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その直後、ルフィの怒涛の攻撃が開始された。
【ゴムゴムの鐘!!】【鞭!!】【銃弾っブレット】【銃乱打ガトリング!!!!】
だが、アーロンには効いてはいなかった。
「なにかやったか?」と言って起き上がってくるアーロンに、ルフィは元気に答えた。
「うん。準備運動。」