ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

2話 その男”麦わらのルフィ”

2015年07月02日 | 東の海編





ルフィは、小さな小舟で大海原に漕ぎだした。
今から仲間を集めて、海賊王になる為に。
しかし、航海法も知らずに海に出たので、あっさり遭難し、海の大渦に呑み込まれてしまった。





とある島に、ドクロにハートの海賊旗をはためかせた海賊船が停泊していた。
その船長である女海賊「金棒のアルビダ」は、美しさにこだわる、暴力的ないかつい女であったが、口癖は「お前たち、この海で一番美しいものは何だい?」と聞くことだった。
答えはもちろん、「アルビダ様」。




その船には、不本意に下働きさせられていた少年「コピー」がいた。
うっかり者の彼は、ある日、釣りをしようとして間違えてアルビダの海賊船に乗ってしまい、それから2年、航海士兼雑用係として、くる日もくる日も、こき使われていたのだった。

そんなある日、コピーは海に漂着していた酒樽を何気なく持ち帰ったところ、樽の中から一人の男が飛び出してきた。




ルフィはあの海の大渦を、酒樽に入って、なんとかやり過ごしていたのだった。
樽から抜け出したルフィは、コピーに「小舟とかないか?」と聞いた。
あるにはあった。コピーがいつか海賊船から逃げようと、2年の年月をかけてコツコツと作ってきた棺桶のようなボロ小舟が。

コビーの事情を聞いたルフィは「じゃ、逃げればいいじゃないか」と言うが、コピーは「アルビダに捕まったならと考えると、恐くて出来ない」と首を横に振った。

コピーは逆にルフィに、そこまでして海に出て何をするかと聞くと、ルフィは、まっすぐに「おれはさ、海賊王になるんだ!!!」と屈託なく言い放って笑った。





だが、コピーは「ムリムリ!!海賊王なんて出来るわけないですよ」と即座に否定した。




ルフィは気にせず「おれは死んでもいいんだ!おれがなるって決めたんだから、その為に戦って死ぬんなら別にいい」と事もなげに言った。
コピーには、そのセリフが衝撃だった。
"死んでもいい"という覚悟を、コピーは今まで考えた事もなかった。
コピーは、なぜか涙が流れてきてルフィに聞いた。
「ぼくでも・・海軍に入れるでしょうか・・・!!!」


「ルフィさんとは敵ですけど、海軍に入って、えらくなって、悪い奴を取り締まるのがぼくの小さい頃からの夢なんです!!!」そう言ったコピーの顔は生気に満ちていた。




コピーは自分の決意を思い出し、燃えてきた。
「いえ!!!やりますよ!!!海軍に入る為命を懸けてここから逃げ出し、アルビダだって捕まえてやるんです!!!」と言ったところで、アルビダ本人に見つかってしまった。

いきなり現実に引き戻されたコビーは、また小心者のコビーに戻っていた。
アルビダはコビーにいつもの質問をした。 「この海で一番美しいものは何だい?」
そこでルフィが口をはさんだ。 「誰だ?このイカついおばさん」
その声で、コビーは再び勇気を取り戻した。
「この方は・・・この海で・・・一番・・一番イカついクソばばぁですっ!!!」

この答えに、ルフィは楽しそうに笑った。
「よく言った!!あとは任せろ!!!」
怒り狂ったアルビダは、渾身の力で金棒をルフィに振り落としたが、ルフィには効かなかった。
そればかりか、【ゴムゴムの銃(ガトリング)】の一発でアルビダは伸びてしまった。





ルフィは、残ったアルビダの部下達に言った。
「コビーに船を一隻やれ!こいつは海軍に入るんだ!!黙って行かせろ」コビーーはルフィの心遣いに涙した。

船を貰ったコビーとルフィは、二人で一緒に海軍基地をめざした。
ルフィは、アルビダが「"賞金稼ぎのゾロ"が海軍に捕まっている」と話しているのを聞いて、そいつがいいヤツだったら仲間にしようと思って、海軍基地に向かっているのだった。

コビーには、ルフィのその発想も驚きだった。
海軍に捕まるような男が、"いいヤツ"なわけがない・・と思った。


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