最近、文旦(ブンタン:地元の柑橘)の皮をむきながら
若い友人が言ったひとりごと。
文旦で思い出すのは、やっぱり
○○村にいた頃なんだよね。
あの頃、ほんと~に思った。
「文旦って、いいなあ」
自分でもヨクワカラナイまま、ずうっと
果物として(味が)好きなんだと思ってたけど
そうじゃないって、今わかった。
「あれはあこがれだったんだ」
果物として好きだったんじゃなくて
この… なんていうか、たくましさ?
「タフさ」に憧れたんだな、ぼくは。
皮が厚くて、重たくて
放っておいても長持ちして
少しくらい手荒に扱っても
全然大丈夫。
「ぼくは、あの頃
ほんと~にそうなりたかった」
そう言いたげに見えて、でも
そんなことはひとことも言わなかった友人。
いつもどおり、ただ文旦の皮をむいて
中身だけ取り出したのを
わたしにも分けてくれた。
なんでもないことのように。
その「村」から「大都会」に引っ越した後
彼は学校に行かなくなった。
親二人は、その理由が薄々わかっていながら
いまひとつ(全然?)わかっていなかった。
黙って、文旦の薄皮をていねいにむいていた
友人の横顔を思い出す。
文旦にあこがれた少年は
もうすぐ40歳の誕生日を迎える。
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