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もうひとつの部屋

昔の記憶に、もう一度会える場所にしようと思っています。

「そうかあ… あこがれだったんだ、あれは」

2025-05-20 13:10:11 | 若い友人との会話

最近、文旦(ブンタン:地元の柑橘)の皮をむきながら

若い友人が言ったひとりごと。

文旦で思い出すのは、やっぱり

○○村にいた頃なんだよね。


あの頃、ほんと~に思った。

「文旦って、いいなあ」


自分でもヨクワカラナイまま、ずうっと

果物として(味が)好きなんだと思ってたけど

そうじゃないって、今わかった。


「あれはあこがれだったんだ」


果物として好きだったんじゃなくて

この… なんていうか、たくましさ?

「タフさ」に憧れたんだな、ぼくは。


皮が厚くて、重たくて

放っておいても長持ちして

少しくらい手荒に扱っても

全然大丈夫。

 


「ぼくは、あの頃

ほんと~にそうなりたかった」


そう言いたげに見えて、でも

そんなことはひとことも言わなかった友人。

 

いつもどおり、ただ文旦の皮をむいて

中身だけ取り出したのを

わたしにも分けてくれた。


なんでもないことのように。



その「村」から「大都会」に引っ越した後

彼は学校に行かなくなった。


親二人は、その理由が薄々わかっていながら

いまひとつ(全然?)わかっていなかった。



黙って、文旦の薄皮をていねいにむいていた

友人の横顔を思い出す。


文旦にあこがれた少年は

もうすぐ40歳の誕生日を迎える。

 

 

 

 

 

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(なるべく長くgooに居たいので。めったに更新しないブログですが(^^;)

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