もうひとつの部屋

昔の記憶に、もう一度会える場所にしようと思っています。

今となっては「今」しかない?

2023-06-02 21:42:55 | ひとりごと

最近、朝の散歩で

自分の視野がずいぶん

狭くなってるのを感じる。


物理的な視野もそうだけれど

どちらかというと精神的な視野。


何かに注意を向けたり

興味を惹かれたりすると

他のことはぜ~んぶ消えてしまう。


わたしは元々そういう傾向の

ある人だったけれど

それに磨きがかかる一方。


しっかり足元なんか見てたら

前から来る自転車にも

後ろから近づく車の気配にも

気付かないんじゃないかしら。


ましてや鳥を探して、はたまた

木に咲く花を見上げたりしてれば

足元も危うくて当然。



それに加えて、この頃は

時間的視野も狭くなってきた。


昨日のことが思い出せない。

今朝したことも忘れたりする。


人の名前、モノの名前は

モ、チ、ロ、ン、思い出せない。

観た映画、読んだ本の中身も

まったくアタマに残らない。


そもそも、観たかどうか

読んだかどうかが、既にアヤシイ。

(こういうコトを皆で自慢し合ったら

きっと盛り上がるだろうと思う)

 

今朝、歩きながら

ソンナコトを考えていて

遅まきながら、やっと気づいた。


要するに、わたしはだんだん

「今」に集約?されつつあるんだと。



前も後ろも上も下も

遠い過去も近い過去も

だんだん薄ぼんやりしつつある自分。


未來はあんまり考えない方だし

考えても覚えてられないだろうし…


それって「今」しか

なくなるってことじゃない?



その昔、『今を生きる』って映画を観た。


名門全寮制学校の男の子たちが

型破り新任教師との出会いで

自由な生き方に目覚めていく話。

 
つまり、70歳を目前にして

あの高校生たちと同じ立場に

わたしもなったってことなのね。



こーゆーのを、確か

ケンキョ―フカイとか

言った気がするけど…


「まあ、いいよ、なんだって」

太っ腹になる一方のわたし。


今しかない「今」を生きる。


なんかカッコいいような気がしてきた。


(それともやっぱり、認知症へ一直線?(^^;)

 

 

コメント (2)
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