もうひとつの部屋

昔の記憶に、もう一度会える場所にしようと思っています。

ボンヤリを矯正すると・・・

2019-12-14 18:33:39 | なんでもないハナシ
新聞一面のコラムで見た言葉。

「グズは魂と直結しているので
グズを矯正すれば魂も死ぬ」 (by岸本佐知子)


いつだったか、他のところでも
見かけたことがあったけど・・・

どうしてこんなに胸にしみるんだろって
不思議なような不可解なよーな。


でも今朝になって、突然思った。

「私の場合は(グズじゃなくて)、ボンヤリかも」


ボンヤリはタマシイと直結しているので
ボンヤリを ”矯正” すればタマシイも死ぬ。

ボンヤリには、ノロマとか
ドンクサイとかがついてくる。

ノロマとかドンクサさとかを矯正すると
ボンヤリも(少しは)シャッキリ?になって・・・

で、タマシイはどっかへ行っちゃうんだ(多分)。


私は、ごくごく幼い頃は
「いつまで経ってもご飯が終わらない子」
だった。

何をやっても時間がかかった。
何をやらせても、上手じゃなかった。


でも、少し大きくなると
(オトナの前では)ボンヤリしないように
「いつも気をつけてる子」になった。

自分がオトナになる頃には
「普通のはやさで一応できる」
フツーの人になったつもり。


オトナは人中で
ボンヤリなんかしない。

「そんなヒマはない」し
それだと(何かの)流れに
取り残されてしまうから。


それでも私は、ひとりのときは
「ボンヤリ」してたと思う。

全然気分良くない
ボンヤリだったけど。


でも・・・


私はソモソモ(何事によらず)
「矯正」されない人らしい。

「矯正」に見えて、大抵は
メッキに過ぎないんだと思う。

歳と共に、少しずつ
最近ではゴソッ、ゴソッと
みるみるうちに剥げてきて・・・


この数か月で、「ボンヤリ」な私に
戻ってしまった(らしい)。

スローモー(死語ですね)で、鈍クサい
何事にも時間のかかる、なのに
ムダにオシャベリな?自分・・・

ン十年続いた「仮の姿」は
一体何だったんだろう。


多忙で責任の重い「定職」についてた
家族がいなくなったら、身の回りには
「オトナ」が一人も居なくなって・・・

「気をつけてた」自分はあっさり消えて
「ボンヤリ」と一緒にタマシイが
どこ吹く風~で帰ってきた?


何のことはない、いつまでたっても
私は「振り出し」にいる
コドモのまま。

「努力」なんてしない出来ない
立ち止まったまま空を見ている

ただただボンヤリ夢を見ている

そんなこども。


コメント (6)
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