もうひとつの部屋

昔の記憶に、もう一度会える場所にしようと思っています。

「ぼく」の正体は… 

2022-07-24 11:30:02 | ひとりごと

父親へのアンチテーゼみたいな「自分の本体」?

「ぼく」が言葉を発しない(たぶんそもそも言葉を持たない)のは
すべてを理屈と言語で説明・表現できる(そうありたい)と思っていた
父親に対抗する(あるいはそこから逃げて「自分」を守る)
ためだったんじゃないかなあ…とか。


或いは、すぐに現実の時間から振り落とされて
迷子になる「ほよよ~ん」なタマシイ?

私の場合、「自分」の大部分は「からだ」で
タマシイは、あってもごくごく小さな存在?なのかも。

「からだ」はアタマも含んでいるので
「からだ」が一応、思考も担っている(らしい)

なので、私が「よく考える」と
まず間違える?気がする。

本能的に自分でもわかっていたのか、重要な選択・決断ほど
「その場の勢い」「思いつき」「山カン」?でされてきたけれど
あまり後悔したこともない。

それは結局「ぼく」に決めさせていたから…なのだろうか。


高校大学を通じて「ぼんやり」ながら切実にもがいていた自分は
卒業後追い詰められて「口を利くのをやめ」
すべて放り出すように精神科に入院した。


退院後、結婚してからの数年間
執拗に追いかけてきた
魑魅魍魎のような「影」の大群。

あのとき私を支えようとしてくれた?
分別臭いおしゃべりな「猫」は父の幻影?

その傍に立つ銀髪・碧眼・白衣の「エレーン」は
ひとこともものを言わなかった。

もしかしたら…あれは「ぼく」?


たとえ幻覚幻視であっても
私には彼らがはっきり見えていた。でも…


やがて私は「猫」の首を撥ね
それを止めようとした「エレーン」にも
刃を向けて…


血みどろの中に倒れた白い姿は
その後もずっと記憶から消えなかった。

 


前回の記事「ぼくの「宿主」」は、私自身
漠然とながらその存在を感じてきた「ぼく」を想像して
今のオバアサンの「からだ」で書いてみたもの。


「ぼく」が何をどう思っているのか
私には今もわからない。


それでも、何か
とても大切なもののような気がして

失くさないよう、見放されないよう

その無言の声に耳を傾けるよう
心しておかないといけないのかも…

そう思った。



書く前に実は、「ぼく」の正体について
「好奇心」? 美や陶酔を求める「恋ごころ」?
それとも「こどもごころ」「無邪気」とか??

時間をかけて、色々挙げてみたけれど
なんせ「からだ(アタマ)」の「考える」ことで
やっぱりしっくりこない…

ところが最近、別ブログで父親のことを
ある本の感想に交えて書いた後、ふと閃いたのが


「「ぼく」はこの人(父親)への
アンチテーゼ?だったのかも」


そこからこの記事は始まった。


前回以上に「人に読ませるようなモノじゃない」と
わかっていても、自分のために書いておきたかった。


リジンさん(離人症)などに引っかからずに
直接社会に接することが出来ていたら…

「ぼく」はもっと成長・成熟し、やがては
「からだ」とコミュニケーションできるような
「言葉」を獲得できたかもしれない…


などというのは、また別の話で
考える時間が残されているかどうかも…


とにかく最期まで「ぼく」と行けますように。


今願うのは、それだけです。




これまでに別ブログ(「眺めのいい部屋」)で書いた
父と関係のある記事を 、自分の備忘用に載せておきます。

(映画や本の感想もあります。ムダに長いので
どうぞスルーなさって下さい)



https://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/2bf0db58e788c0eb776774a83f68e75d 「帰還兵じゃなくっても・・・『帰還兵はなぜ自殺するのか』」

https://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/3fad34affcc364168b02d50f98c50346 「「父親」?の出現(「楽しい夢」の長い前置き)」

https://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/9f69495a1b9f0e21a4097edbe301c3fd 「楽しい夢」

https://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/f2befe13632e973837ec4f510f9af21c 「豪雪・多病・貧困・・・『いのちの山河~日本の青空Ⅱ~』」

https://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/1f0c7d43f797f65592d0c290766546c7 「「洗脳という嵐・・・『ヒトラー/最期の12日間』『白バラの祈り』」

 

 

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ぼくの「宿主」

2022-07-21 16:13:24 | ひとりごと

ぼくの「やどぬし」はオバアサンだ。


ついこのあいだまでコドモだったのに

気がついたらオバアサンに化けてる。


オバアサンはヤヤコシイ。

オバアサンはメンドクサイ。


何が…って(きっぱり)

自分の立ち位置がわかってない。


はじめて来た森の中

自分がどっち向いてるか

ほんとに全然わかってない。


どっから来たかは

けっこう覚えてるみたいだけど

それでもあちこち、ネツゾウしてる。


自分の「創作力」に、いい年して

気づいてないんだろーか。



それより何より、困るのは

どこに行くのか

今もワカランままだってこと。


これまでみたいに

ぼくをのせたまま

どこまでも行けると思ってる。



ぼくの存在を、ときどきでも

感じてくれてるといいんだけど…


なんかそのへんもヨクワカラナイ。

 

マジあぶなっかしくて見てられないよ。


でも・・・ぼくがいなかったら 

もっとアブナイのかもしれないし。

 

オバアサ~ン、お願いちゃんと目ぇ開けて。

空ばっか見てるとあぶないよ~


ほら、うしろから自転車が来てる。

次は馬車かもしれないよ~~

 

あんまりぼくをナイガシロにすると

出てっちゃうよ~ すてられちゃうよ~


そのとき泣いても、知らないからね~

 

 

 

・・・なんちゃって。

 

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