むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

冬至の圓仔湯

2005-12-23 05:11:22 | 台湾その他の話題
もう日付が変わって昨日のことになってしまったが、12月22日は冬至。日本ではカボチャ煮を食べるが、台湾では「圓仔湯(iN5-aa2-thng、団子汁)」を食べる。
職場でも、油飯(iu5-png7)と圓仔湯が振る舞われた。
亜熱帯の台湾でも、今年の寒波の影響で寒くて、きのうから明け方の最低気温10度以下、日中も14度程度しかないので、圓仔湯はありがたい。
ちなみに、台湾語では圓仔(団子)をこねることを「so iN5-a2」というが、これは別に日本語でいう「談合」を意味する。それはなぜかというと、談合=タンゴウが、ダンゴ=団子と混同され(台湾人は長音と短音が区別できない)、団子なら圓仔ということで、「談合する」ことを「so in5-a2」というようになった。台湾式の駄洒落だ。日本人から見るとあほくさいが、それが台湾的には面白いとされる。
同様の駄洒落から出てきた言葉に、kong3-ku(漢字では摃龜と当てられることが多い)というのがある。これは、「釣りに行ったが、きょうの収穫はスカだった」というときの「スカ」にあたる単語だ。なぜそれがコンクウになったかというと、スカは、動物のスカンクと音が似ているから、スカンクになり、さらに最初のスが抜けてカンク、それが母音が転じてコンクウになったとか。


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